登山道の修正とカーボンオフセットの関係は 本日「山の日」

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準天頂衛星の活用でより正確な地図に 

登山道の修正に利用しているGPSは米国が軍事用に打ち上げた31個の衛星のうち、上空にある4個以上の衛星からの信号を受信し、自身の現在位置を知るシステム。信号が斜め方向から入ってくるため、建物の影響などがあり、10メートル程度の誤差がある。

内閣府宇宙開発戦略推進事務局のホームページより

一方、日本では独自の衛星測位システム「準天頂衛星システムみちびき」が2018年4月に本格運用を始めた。信号がほぼ真上から入ってくるため、誤差はセンチメートル単位になり、精度が大幅に高まる。

すでにこのシステムを取り入れた携帯電話などが発売されており、今後より正確な登山道の位置情報が得られるようになる。

登山道の修正は、今年の夏山シーズンは4地域に留まるが、来年は全国の登山道が正しいく地図に表示されることになる。

ちなみに山の日は1996年に制定された「海の日(7月第3月曜日)」以来、20年ぶりの祝日で、これによって日本の祝日は16日になった。山の日の制定まで祝日が無かったのは6月と8月だったが、現在祝日がないのは6月だけ。

山の日には各地でポイントラリーやトレッキング、フォトコンテストなどいろんなイベントが行われる。温室効果ガスであるCO₂の排出を抑えるカーボンオフセットキャンペーンも、山の日の設置目的である「山の恩恵に感謝する」取り組みの一つ。

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