□(この転機を)どう捉えているか。肯定的か? 否定的なのか?
□転機のどの時点にいるか。起きたばかりか? 数か月経過しているのか?
□どんな状況や変化があるか?(あったのか?)職場環境、役割、人間関係、仕事内容など
□その状況や変化に対してどの程度コントロールできそうか?
□自分が目指したい目標は何か?
上記の項目を書き出したり、誰かに話をしたりすることで、自分自身を冷静に見ることができます。そうすることで、目指したい方向性が明確になり、決断しやすくなります。
Bさんは状況を整理することで、「買収=不安定な環境」というのは単なる思い込みであることに気づきました。雇用条件や仕事内容は変わらないこと、実務に通じる先輩社員が複数いて学べる環境にあること、前職が中途半端なスキルしか身に付かず、一人前になるため思い切って転職したことを思い出しました。
Bさんは前向きな気持ちでベテラン社員の下、業務に専念することにしました。職場の騒動もひと段落し、現在は順調にキャリアを積み上げています。
※人物の特定がされないよう、一部内容を加工しております。
聞き手・話:キャリア・コンサルタント 砂川未夏/編集:M&A Online編集部