甲子園球場が8月1日に100周年を迎える。高校野球の聖地、プロ野球阪神タイガースの本拠地として、歴史を刻んできた。球場の持ち主は阪神電鉄。同社は今から20年ほど前、買収の脅威にさらされたことがあり、事の成り行き次第では甲子園球場の歩みも違っていたかもしれない。
建設業界でここへきて大型M&Aが連続している。ターゲットは東洋建設と大豊建設。前者には前田建設工業を中核とするインフロニア・ホールディングス、後者には九州の企業グループ「麻生」(福岡県飯塚市)が買収者として名乗りを上げた。一見無関係に見える二つ買収劇だが、実は共通するキーワードがある。それは、「旧村上ファンド系」だ。
異色の金融官僚といわれた佐々木清隆氏の企業監視官時代の活躍を追う経済犯罪ドキュメンタリー。金融不況時の大蔵省の内情やクレディ・スイスとの丁々発止のやり取り、ライブドアや村上ファンドなどの捜査などを、佐々木氏の証言を織り込みながら明らかにしていく。有名な経済事件を監視官の視点から振り返る1冊だ。
かつて村上世彰氏がインサイダー情報をもとにニッポン放送株を大量に取得し、証券取引法違反に問われた事件が発生しました(村上ファンド事件)。今回は「公開買付等を行うことについての決定」の意義について判断した最高裁の決定をご紹介します。
旧村上ファンド系投資会社のシティインデックスイレブンスが日本アジアグループに対して実施していたTOB(株式公開買い付け)を撤回した。理由は日本アジアが発表した特別配当の実施。「クラウンジュエル」と呼ばれる買収防衛策だ。
投資ファンド・インテグラルは日本を代表する独立系PEファンドの一つです。2015年にスカイマークの再生支援に乗り出したことで一躍知名度を高めました。新型コロナウイルスの感染拡大で航空業界が大打撃を受ける中、再生の道筋はついているのでしょうか?
エフィッシモ・キャピタル・マネージメントは、旧村上ファンドの元社員3人が設立したアクティビストファンドです。日本株の推定資産はおよそ1兆400億円。現在保有する主な銘柄を調べてみました。
加賀電子が同業のエレクトロニクス商社で東証1部上場のエクセルと2020年4月1日に経営統合する。プレスリリースによると、そのスキームは通常のTOBではないとのこと。取引スキームの背景と譲渡価額が適正なのかを検証してみたい。
島忠<8184>の株価が高騰しています。旧村上ファンド系の南青山不動産が5.07%相当を取得したことが大量保有報告書でわかり市場が反応しました。アクティビストが目をつけた島忠の株価が割安なのか、検証してみたいと思います。
施工不良問題に揺れるレオパレス21の株価が上昇している。きっかけは投資会社レノの「買い」だ。レノは旧村上ファンドの関連会社で、いわゆる「モノ言う株主(アクティビスト)」。レノが買い増す理由とは?