32年ぶりに1ドル=148円台後半まで下落した日本円。当面は150円台の壁を突破するのかどうかが注目だ。多くのエコノミストは過去のトレンドを根拠に、110円台程度の円高になるのではないかと予測している。だが、その見通しは甘いかもしれない。
円安が止まらない。為替相場が一時1ドル=144円台後半に下落するなど、24年ぶりの円安となっている。しかし、円高の是正は比較的容易だが、円安の是正は極めて難しい。政府・日銀の介入が、予想を超える円安を引き起こす可能性も。難しい綱渡りが続く。
米国でM&Aが下火になっている。米金融大手6社の2022年4~6月期決算で全社が大幅減益という結果に。貸倒引当金の繰り入れをはじめとする不良債権処理費が増加したのに加え、企業の株式発行や好調だったM&Aも振るわなかった。なぜそうなったのか。
8日、安倍晋三元首相が応援演説中に元海上自衛官に銃撃され、亡くなった。事件は全世界で大きく報道されたが、思わぬ動きにつながった。このニュースが伝わるや否や、下落が続いていた円相場が一転して円高に。なぜ元首相の銃撃事件が円高につながったのか?
またしても仮想通貨(暗号資産)が危機に見舞われている。「仮想通貨に乱高下は付き物。暴落している今こそ買いのチャンス」との声もあるが、そう楽観するのは早計かもしれない。これまでの「下落」とは様相が異なる。まだ「買い」に入るタイミングではない。
狂乱物価は抑え込めるのか?FRBが15日、政策金利を0.75%引き上げると決めた。昨今の物価暴騰を受けて、引き上げ幅は従来の3倍に踏み込んだ。しかし、米国を襲っている現在のインフレは従来とは様相が異なる。果たして政策利上げの効果はあるのか?