日本には大手、中小・ベンチャーを問わず、高い知名度やブランド力を誇る企業が少なくない。その半面、案外知られていないのがネーミングの由来。社名に託された意味を知れば、その企業のルーツを知る手がかりにもなる。
日本には大手、中小・ベンチャーを問わず、高い知名度やブランド力を誇る企業が少なくない。その半面、案外知られていないのがネーミングの由来。社名に託された意味を知れば、その企業のルーツを知る手がかりにもなる。今回取り上げるのは「シダックス」。
JTBとJCB。アルファベットの並びがよく似ていて、見まがいそうだが、いずれも日本を代表する企業ブランドとして名高い。私たちの生活にも身近な存在だ。抜群の知名度を誇るローマ字ブランドの由来を探ると、両社ともその生い立ちに行き着く。
読みは「アイ・エイチ・アイ」。日本を代表する総合重工業メーカーとして、産業界で枢要なポジションを担う。2007年にローマ字の現社名に改めたが、IHIは漢字表記だった時代からの略称として使われていたことから、一般にも認知度が高い。
「YKK」。日本を代表するグローバルブランドの一つに数えられる。YKK製のファスナーは世界シェアで40%を超えるトップシェアを持つ。国内外で抜群の知名度を誇る「YKK」ブランドだが、そのネーミングの由来は案外に知られていないかもしれない。
プロ野球セ・リーグで首位を独走中の東京ヤクルトスワローズ。早くも2年連続の日本一を視界にとらえる。親会社は乳酸菌飲料最大手のヤクルト本社。「ヤクルト」というネーミングの由来は? 社名にはなぜ、「本社」の2文字がわざわざ付いているのだろうか。
企業の社名では「カタカナ」が幅を利かせるようになって久しい。社名そのものが有力ブランドになっているケースは少なくないが、その意味や由来については意外と知られていない。業歴50年以上のカタカナ企業にスポットをあてる。
「名は体を表す」という。社名もまた然り。だが、世の中には「何をやっているのか分からない」珍社名も多い。今回取り上げる上場企業3社はそんな珍社名ぞろいだが、意外にも「名は体を表す」会社ばかりだった。さらには3社ともM&Aで事業を拡大している。