フジ・メディア・ホールディングスは、子会社であるフジ・メディア・サービスが、セシールに対して、完全子会社化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施することを決議した。セシールはTOBに賛同の意見を表明しており、TOB成立後は上場廃止となる。

セシールは通販カタログ業界の先駆けとして圧倒的なブランド認知度、商品力、顧客基盤を持つが、アパレル以外の商品カテゴリーの拡充、カタログ通販以外の販売チャネルの強化を課題としていた。フジ・メディア・ホールディングスは、通信販売事業のディノスを子会社に持つ。主軸である放送事業以外の通信販売事業を経営資源を集中すべき領域の一つと位置づけ、強化・発展に向け施策の検討を進めてきた。今回の子会社化により、カタログ、インターネット、テレビの各通販事業において圧倒的な競争優位性・プレゼンスの確立を図る。

TOBの買付価格は1株あたり180円。TOB公表前営業日である2009年5月13日の対象株式の終値188円に対して約4.26%をディスカウントした。

TOBの買付予定数は2439万6300株(下限は2439万6300株)で、買付額は43億9000万円。

公開買付期間は2009年5月15日から7月1日まで。