取得企業の判定ができたら、それぞれの当事者ごとに会計処理が行われます。
株式移転の場合、登場人物は次の5通りです。
1.新設会社2.取得企業3.被取得企業4.取得企業の株主5.被取得企業の株主
新設会社は、新株を発行して資本金・資本剰余金を増加させること、子会社株式を取得することを会計処理します...
今回は株式交換の個別会計の処理(仕訳)について説明します。株式交換は完全親子会社をつくる手法です。取引が「1対多」の集団的なものとなるため、参加者の属性ごとに経済的実態が異なり、そのためどの当事者かによって準拠すべき会計基準も異なります。