遺言能力とは、遺言をすることのできる能力のことをいい、この能力は意思能力のことを指すものと考えられている。一般の法律行為や民法では、判断能力を有しない者を保護しているが、遺言に関しては、適用されない。ここでは、成年被後見人が遺言をする場合は、どのような要件を満たす必要があるのか? 解説する。