格安航空(LCC)のエアアジア・ジャパンは10月5日、事業を停止すると発表した。12月5日をもって全線を廃止する。国内の航空会社で、新型コロナウイルス関連による事業停止は初めて。
コロナ禍が日本経済を大きく変える可能性が出てきた。現時点では落ち着いている物価が、一転して上昇しかねない芽が育ちつつあるのだ。景気後退期の物価高は経済を破壊しかねない。その代表的な業界が航空と携帯電話だ。これらの業界で何が起こっているのか?
エア・リージョナル・ジャパンが2018年12月26日、東京地裁より破産開始決定を受けた。地方創生のため庄内空港(山形)へのLCC就航を目指していたが、事業継続を断念した。
ANAホールディングスが2018年3月、2年後の2020年3月末をめどに傘下の格安航空会社(LCC)国内2位のPeach・Aviation(ピーチ)と同3位のバニラ・エア(バニラ)を経営統合する。2018年秋ごろから1年半をかけて、上位のピーチにバニラの事業を移管する。その狙いは?
ANAホールディングスがピーチの子会社化を発表した2月24日の記者会見には、ピーチが本社を置く関西国際空港にANA社長が駆け付けた一方、株主である投資家の姿はなかった。親会社との距離感の変化がピーチの将来にどんな影響を及ぼすのか。
ANAホールディングスが国内初の格安航空会社(LCC)であるピーチ・アビエーションを子会社化すると発表し、航空業界で大きな話題を読んだ。今回のM&Aの意義を投資家や利用者など様々なステークホルダーの視点で考察する。