行動経済学的観点からみた「M&Aと株価」(下)東工大・井上光太郎教授インタビュー
株式市場の評価という視点から、1990年~2006年のM&Aのケーススタディと実証分析で検証した『M&Aと株価』(東洋経済新報社刊)の著者である東京工業大学工学院の井上光太郎教授に、M&A成功の要因について話を伺った。
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東京工業大学・工学院・経営工学系・教授
東京大学卒、マサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了、筑波大学大学院博士課程修了(博士:経営学)
KPMGのM&A部門ディレクター、名古屋市立大学経済学研究科・助教授、慶應義塾大学ビジネススクール・准教授を経て、2012年より現職。
専門はファイナンス、コーポレートガバナンス、行動ファイナンス。KPMG時代には国内外の多くのM&A、企業再生案件のアドバイザーを務める。最近も、M&A等に関する独立委員会委員を数多く務める。
Asian Finance AssociationのBoard Member、日本ファイナンス学会・常任理事、日本経営財務研究学会・評議員、行動経済学会・理事、日本経済学会連合会・評議員、公認会計士試験・試験委員、経済産業研究所(RIETI)研究メンバー、経済産業省・戦略的事業再編WG委員、経済産業省・海外M&A研究会委員、農水省・食品産業戦略会議委員など兼任。Journal of Banking and Finance、Energy Policyなど国際学術誌にM&A関連の論文多数掲載。
主著
■『M&Aと株価』(加藤英明と共著)、東洋経済新報社、2006年、(第1回M&Aフォーラム賞、正賞受賞)
■『M&Aとガバナンス』(渡辺章博・佐山展生と共著)、中央経済社、2005年