三菱ケミカルホールディングスは子会社の三菱化学(東京都千代田区)が高機能樹脂事業について、オランダのRoyal DSM(ヘールレン市)と事業交換することで合意したと発表した。三菱化学がポリカーボネート事業をDSM Engineering Plastics(シッタルト市)から買収し、ナイロン事業を同社へ売却する。

三菱化学はDSMのポリカーボネート事業の取得で付加価値の高い製品群を手に入れ、コンパウンド品を顧客の指定に合わせて供給する体制を整える。またDSMの同事業の顧客の多くがアジアでの生産を拡大しているため、これらの需要も取り込み一層の事業拡大を目指す。

ナイロン事業については日本とアジアを中心に展開している事業を売却し、これに伴い台湾でナイロン樹脂の製造・販売を手がける子会社の全株式も譲渡する。

取得・譲渡価額はともに非公表。譲渡予定は2010年5月末。