2013年には英ボーダフォンとの合弁事業Verizon Wireless(ベライゾン・ワイヤレス)のボーダフォンの持ち分45%全てを1300億ドル(!)で買取り合弁を解消。それにより長年望んできた米国シェア1位の約1億人の利用者をかかえる携帯電話事業の完全子会社化を達成。
固定電話事業が鈍化する一方で携帯電話事業は売上が成長。個人向けには光ファイバー・ネットワークサービスのFiOS(高速インターネット・テレビ)も提供しており、企業や政府向けに電話回線やデータサービスを提供している。自社の国際間IPネットワーク用の長大な光ファイバーケーブル網を活かし、そのネットワークとデータセンサー・クラウド、セキュリティサービスをあわせて提供できるのがベライゾンの強みだ。(セキュリティは2007年の米サイバートラスト買収で強化、クラウドは2011年のTerremark、CloudSwitch買収で強化)
[著]アメリカ部、 [編]M&A Online編集部
本記事は、「アメリカ部」に掲載された記事より一部編集しております。
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