初のApple Silicon搭載Macは「Air」の一択

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Airがオススメだが、不満も

デスクトップを選ぶならMiniしか選択肢はないが、ノート型と同じ性能というのは物足りない。もともとMiniはそういう位置づけの機種ではあるが、新たにデスクトップのMacを購入するのなら、「M1」の改良系か「M2」が採用されるオールインワン(ディスプレー一体型)デスクトップの次期「iMac」を待つのが得策だ。現行Miniの買い替えであれば、価格も1万〜2万円下がっているApple Silicon搭載機を選択してもいいだろう。

3モデルで買い替えを推奨できるのは、上位機のProとほぼ同機能となったAirだ。バッテリー駆動時間こそ18時間と2時間短いが、インテルMac時代の12時間に比べると1.5倍に延びており、実用上は問題ない。

Apple Silicon搭載で下位機のAirと差別化できなくなったPro(同社ホームページより)

Proと同じ8コアGPUモデルを選択すれば12万9800円になるが、このモデルのストレージは512GB、メモリーは16GBに増量する。同仕様のProの価格は15万4800円なので、2万5000円安い。しかも重量は110g軽い。Apple Silicon第1世代はAirの一択と言っていいだろう。

ただ、Airにも不満が残る。重量だ。インテルMacと同じ筐体を流用したため、重量は全く同じ。インテル搭載モデルを併売するProは流用も仕方ないが、AirはApple Siliconモデルのみになった。ならば筐体を専用設計モデルとし、軽量化を果たしてほしかった。

もっともアップルはApple SiliconのM1を搭載した「MacBook」を再投入するとの情報もある。MacBookは2019年7月に販売を終了したが、重さ920gとシリーズ最軽量機だった。同じ筐体を流用したとしても1kgを切るだけに、登場を期待したい。

文:M&A Online編集部

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