ドラゴンボールやワンピース、デジモンなどの人気アニメを手がける東映アニメーションは、インオーガニック成長に挑戦する。これまでM&Aとは縁遠かったが、方針を転換。有望な投資機会を捉え、非連続な成⾧を目指すことにした。
東宝は今後3年間に、コンテンツ・IP領域でM&Aなどに1000億円を投じる。「アニメを成長ドライバーにし、デジタルの力で時間、空間、言語を超え、海外での飛躍的成長を実現する」との目標に沿ったものだ。
東宝がM&Aで攻勢をかけている。同社は2024年5月28日に映像制作会社のドラゴンフライエンタテインメントを子会社化することを決めた。この5日前の5月23日には、アニメーションスタジオのサイエンスSARUの子会社化を発表したばかり。
TOPPANホールディングスが、英国を中心とした欧州でアニメやマンガなどの日本発のコンテンツ関連事業に乗り出した。英国社の買収で可能になったもので、2030年に20億円の売り上げを目指す計画だ。
テレビ朝日ホールディングスの新経営計画では「すべての価値の源泉はコンテンツにある」とする基本理念をもとに、コンテンツをあらゆるメディアに展開する戦略を描く。テレビ朝日の組織変遷を振り返りながら、今後のM&A戦略を見ていく。
テレビ東京ホールディングスは、放送だけに頼らない収益構造の改革に取り組んでおり、その実現のために放送、アニメ、配信の 3分野で相乗効果を生み出す「トライブリッド経営」を推進中だ。
KADOKAWAがアニメ映画専門シアター「EJアニメシアター新宿」を閉館する。旧角川シネマ新宿をカフェ・ギャラリー併設のアニメ専門映画館としてリニューアルしたが、収益に結びつかず閉館に追い込まれた。残る直営館は角川シネマ有楽町のみとなる。
朝日放送グループホールディングスは2020年と2022年にアニメ関連企業2社を買収した。M&Aに踏み切った背景には何があったのか。さらに今後はどのような展開を考えているのか。石崎豪朗ビジネス開発局長にM&A戦略をお聞きした。
今年のGW興行収入はコロナ禍から脱しただけでなく、過去最高となりました。収益に貢献したのは「名探偵コナン」と「マリオ」です。国内の映画市場は、洋画より邦画、実写よりアニメが強いという傾向があります。これは日本特有の現象で…
「ソニー」から「ソニーグループ」へ。2021年4月1日に社名変更するソニー。だが、社名に「グループ」がつくだけではない。この社名変更にはソニーが創業以来のDNAを事実上「放棄」する意味が込められている。