新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の「まん延防止等重点措置」が3月21日に解除される。感染者数は減少しているとはいえ、過去の流行拡大時に比べれば高い。政府や地方自治体が新年度入りを目前に、経済活動を正常化したいとの強い意向が働いた結果だ。しかし、感染者が多い段階での完全解除にリバウンドの懸念も出ている。
確かにタイミングは悪い。3月末から4月上旬にかけては新入学や企業の採用・異動など、人の動きが激しい期間だ。さらに4月下旬からはゴールデンウィーク(GW)に突入し、人流が激しくなる...