新型コロナウイルス感染症の「まん延防止等重点措置」が3月21日に解除される。感染者は減少しているとはいえ、過去の流行拡大時に比べれば高い。経済活動を正常化したいとの強い意向が働いた。感染者が多い段階での完全解除にリバウンドの懸念も出ている。
新たに感染が拡大しているオミクロン株だが、世界各国で猛威を振るったデルタ株に比べると重症化リスクが低いことが分かってきた。WHOのテドロス事務局長も「まだ結論を出すには早い」と前置きしながらも、それを認めている。しかし、まだ油断はできない。
過去最大の感染爆発を起こした新型コロナウイルス感染症の第5波が急速に収束している。専門家も「なぜここまで急速に減少したのか分からない」と首をひねる。このまま平穏な年越しを迎えられるのだろうか?実はそうなったら最も恐ろしい事態を招きかねない。