(後編)不適切会計と粉飾決算の違いとは?

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粉飾が見つかったら破談になるのか

 では、M&Aを検討する過程で「不正会計」「粉飾決算」といった「不適切会計」が見つかった場合、破談の原因になるのだろうか。

 私の経験上、「不適切会計」は、中小企業の決算書にはつきものである。程度の差はあるが、会計監査で要求される水準で厳密に検討する場合、中小企業の決算書が、いわゆる日本で一般に公正妥当と認められる会計基準(GAAP:Generally Accepted Accounting Principle)に完全に準拠しているケースは、ほぼ無いと認識している...

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