中小企業事業引継ぎ支援全国本部 来春から全国の事業引継ぎ支援センターの相談対応能力向上に着手する。現在6人の事業引継ぎ支援プロジェクトマネージャーを10人近くにまで増やし、4月から新体制をスタートさせる。
東京都事業引継ぎ支援センター(東京商工会議所内)の利用が急増している。2017年度上期(4~9月)の譲渡・買収の成約は30件と半年間で前年度実績(41件)の8割近くに達するハイペース。後継者不在などを理由に、M&Aを通じた第三者への事業承継が中小企業経営者に次第に広がっている。
中小企業庁は、中小企業のM&A活用促進を目的とした「事業引継ぎガイドライン」を策定した。また、これまで一部の地域で展開していた「事業引き継ぎ支援センター」を全都道府県に展開、中小企業の事業承継を後押しする体制を敷いた。国が事業承継に力を入れる理由はどこにあるのだろうか。東京都事業引継ぎ支援センターのプロジェクトマネージャー木内雅雄氏に伺った。