「M&A地政学」では、国際政治学者で地政学の観点から企業のリスクコンサルティングを行うStrategic Intelligence代表の和田大樹氏が世界の潮流を解説する。今回は「米大統領選による世界情勢への影響」を取り上げる。
「M&A地政学」では、国際政治学者で地政学の観点から企業のリスクコンサルティングを行うStrategic Intelligence代表の和田大樹氏が世界の潮流を解説する。今回は「米大統領選による対日姿勢」を取り上げる。
銃撃事件で「トランプ当確」のムードが高まったと思いきや、バイデン大統領の撤退を受けて名乗りを上げたハリス副大統領の巻き返しで支持率は拮抗している。米ピーターソン国際経済研究所のポーゼン所長は「どちらが勝利しても経済政策に違いはない」という。
バイデン大統領の撤退を受けて、トランプ前大統領再選後の国際経済を想定した議論が活発になっている。同盟国に対しても厳しい要求が突きつけられる懸念がある半面、ドル高是正を掲げている同氏の再選は円安に苦しむ日本にとってはメリットがあるのではないか。
米国大統領選挙まであと半年に迫った。結果次第では日本企業による米国企業のM&Aに大きな影響を与えかねない。トランプ氏と現職のバイデン大統領、それぞれが当選した場合の可能性について現代米国政治外交専攻の前嶋和弘上智大学教授はどうみているのか?
日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収計画を「直ちにそれを阻止する。絶対にだ」と明言しているドナルド・トランプ前大統領。もし彼が当選したら、外国企業による米国企業のM&Aは難しくなるのか?米CIAの元オペレーションオフィサーはどう見るか?
トランプ米大統領が今年11月の大統領選挙で共和党候補になることが確実になった。トランプ氏は日本製鉄による米USスチール買収に対して「私は直ちに阻止する、絶対にだ!」と反対を明言している。日鉄のUSスチール買収は「幻」に終わってしまうのか?
またもトランプ前大統領の「お騒がせ」だ。日本製鉄によるUSスチール買収に「私は直ちに阻止する、絶対にだ!」と労働組合関係者との面談後の記者会見で反感をあらわにした。では、トランプ氏の「M&A阻止」が実現する可能性は、どれほどあるのだろうか。
トランプ前米大統領が自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で、近く逮捕される見込みだと書き込んだ。トランプ氏は支持者に「抗議しろ。国家を取り戻せ」と呼びかけ、暴動も懸念されている。だが共和党にはそれより深刻な懸念が浮上しそうだ。
トランプ前米大統領のツイッターアカウントが「復活」することになった。SNS大手の米ツイッターを買収したイーロン・マスクCEOがトランプ氏のアカウント復活を決めた。だが、当のトランプ氏は「ツイッターで復活する理由がない」と冷ややかだ。なぜか。