JR東海は収益性の高い東海道新幹線を運営しており、JR各社の中でも最高の収益力を持つ。しかし、南海トラフ地震の被災リスクや、工事が遅延しているリニアの課題も抱えている。同社に中長期的な死角はないのか、それらの課題を克服するため必要は戦略は?
JR東日本が2023年3月18日のダイヤ改正で、在来線の平日運行本数を1日当たり124本減らすことになった。新幹線の運行本数は据え置く。コロナ禍で利用客が減少したのが理由。在来線切り捨ての動きだが、これには「日本鉄道の歴史」が関係している。
JR四国の経営がいよいよ行き詰まってきた。会社発足時から一度も営業黒字になったことはなく、今後も業績が黒字化する見込みはない。新型コロナウイルス感染症拡大で業績が悪化、同社の存続に「赤信号」が点灯した格好だ。JR四国の未来はどうなるのか?
JR九州はいち早く鉄道事業への依存からの脱却を目指し、株式上場を実現した。鉄道事業の採算が厳しいと言われたJR北海道、JR四国、JR九州の「3島会社」では初の上場となる。