経営破綻後にスイスUBSグループの傘下に入った、クレディ・スイスからの人材流失が止まらない。東南アジアでのM&A責任者だったリム・ジクアン氏がドイツ銀行へ移籍すると伝えられている。しかし、いつまでも指をくわえて見ているわけにはいかない。
調査会社2社がそれぞれ集計した第1四半期の世界M&Aリーグテーブルで、リフィニティブは米ゴールドマン・サックスが、ディールロジックでは米JPモルガン・チェースが首位を獲得するという異例の現象が起きた。
M&Aのアドバイザーとして活躍する外資系金融機関。名前はよく耳にするけど、実はどんな金融機関なのかよく知らないという人もいるのでは? 第4回は1871年に設立され、日本では1923年の関東大震災以後、事業を拡大させてきたJPモルガンを取り上げます。