M&A仲介のM&A総合研究所が6月28日に東証グロース市場に上場する。M&A仲介業界として1年半ぶり、6社目の上場となる。中堅・中小企業のM&A市場が急速に拡大する中、その担い手として仲介会社の社会的使命も一層重みを増している。この機会に、M&A仲介の業界地図を点検する。
ファイナンシャル・アドバイザーの略で、M&Aの助言業務を手がける。買い手、売り手のいずれかの側に立ち、依頼人の意向に沿って交渉、対象会社の企業価値算定、契約などを進める。上場企業がかかわるM&A案件ではFAを指名することが一般的。FA業者としては証券会社、メガバンク、外資系投資銀行などが主なプレーヤー。
M&Aの成立に不可欠なアドバイザーと仲介者。彼らの行動やモラルが問題になるケースに出くわすことがある。特に多いのが中小企業間でのM&A。今一度、案件への取り組み姿勢や考え方について記しておきたい。
M&Aの紹介業者には「仲介型」(ブローカー、仲人役)と、売り手または買い手のどちらか一方につく「アドバイザー型」(助言役。FAともいう)があります。今回は、”年収が高い”といま話題の「実績のあるM&A仲介会社」についてまとめてみました。
M&A仲介会社が「仲介」という形式で当事者双方の間に入ってM&Aを進める場合、「アドバイザリー(アド)契約」や「仲介契約」、「FA契約」といった契約書を締結します。