経営破綻後にスイスUBSグループの傘下に入った、クレディ・スイスからの人材流失が止まらない。東南アジアでのM&A責任者だったリム・ジクアン氏がドイツ銀行へ移籍すると伝えられている。しかし、いつまでも指をくわえて見ているわけにはいかない。
新型コロナの影響拡大が続き、2021年の中小企業M&Aはどう変わるのだろうか。現下の危機的な状況を打破する戦略の一つとして「救済型M&A」の増加が予想される。経営者人生の最後を誇りあるかたちで手仕舞いするうえでも有効な手立てと考えられる。