オムロンは企業が従業員の健康を維持、向上させる取り組みであるコーポレートヘルス事業を本格展開する。iCARE(東京都品川区)を子会社化し、オムロンとiCARE両社の知見を活用した新サービスの開発に着手。2025年11月からデータ分析の実証実験に入り、2027年3月末までに新サービスの提供を始める。
パブリックヘルス協議会は健康診断データを解析して役に立つようにしようという取り組みを進めている。社員を大切にしなければ企業は伸びていかないとの考えがあるためだ。これはM&Aにおいても同様で、社員の健康がM&Aの成功を左右するとう。
あなたの会社は従業員の健康状態を把握していますか?昨今、「健康経営」が産業界にじわりと浸透しつつある。従業員の健康を「投資」ととらえ、企業活力や生産性の向上に結び付けようとの動きだ。長時間労働やメンタルヘルスなどの健康問題がひとたび起これば、“ブラック企業”のレッテルを貼られかねないだけに、こうしたリスク対応の狙いも大きい。