東京のあちこちでランドマークが次々に「退場」しつつある。5月8日には、本の街・神保町を象徴する三省堂書店神保町本店が老朽化に伴う建て替えで一時閉店した。9月末には新宿西口の顔・小田急百貨店本店が営業を終了する。コンサートの聖地として全国区の知名度を持つ中野サンプラザは数年内の閉館が決まっている。
10月に新装オープンする渋谷公会堂の通称が「LINE CUBE SHIBUYA」に決まった。名付け親は昨年12月に命名権(ネーミングライツ)を得ていたLINE。往年のビッグネーム「渋谷公会堂」を押しのけ、LINE発の新名称が定着するのか。
コンサート会場として全国区の知名度を誇る「中野サンプラザ」(東京・中野)の去就が注目されている。地元の中野区は隣接する区役所庁舎などと一体的に再開発する計画を進めてきたが、先の区長選で現職を破って初当選した新区長が計画に待ったをかけた。