ラーメン業界で、店舗の買収や将来のM&Aを見据えた持ち株会社体制への移行などの動きが活発化している。ラーメン市場は拡大しているものの、寡占化が進んでおらず、シェア拡大の余地が大きいことが背景にある。
ラーメン店運営のワイエスフードがM&Aを加速している。2025年7月24日に焼き肉店運営のYappaの子会社化を発表したあと、1カ月ほどの間にフランス料理店事業と、高級焼き肉店事業を相次いで取得した。
ラーメンチェーン「九州筑豊ラーメン山小屋」を展開するワイエスフードが、ついにM&Aを断行、2025年7月末に焼き肉店運営のYappa(東京都目黒区)を子会社化した。
米国やメキシコでラーメン店を展開する米Tajima Holdingsの買収を断念した、九州筑豊ラーメン「山小屋」を展開するワイエスフードが、M&Aを加速的に推進する方針を打ち出した。
九州筑豊ラーメン「山小屋」を展開するワイエスフードが、2025年4月30日に予定していた米国やメキシコでラーメン店を展開するTajima Holdings(カリフォルニア州)の買収を断念した。
ラーメン業界でM&Aが活発化している。上場ラーメン企業6社のうち3社が2025年4月に相次いでM&Aに踏み切る。年間3件は2010年以降のラーメン業界のM&A(適時開示情報)としては最多だ。
M&A Onlineが大量保有データベースで2025年2月の大量保有報告書などの提出状況を調べたところ、ニデックがTOBによる子会社化を表明している牧野フライス製作所の株式を、野村証券が5.17%を新規保有したことが分かった。
筑豊ラーメン「山小屋」を展開するワイエスフードが北米での事業拡大に向け、取り組みを加速させている。子会社化するTajima Ramenが、事業シナジー創出する拠点として、スープのセントラルキッチンを兼ねた新店舗をオープン。
ラーメン業界でM&Aの機運が高まってきた。コロナ禍後の来店客数の増加に伴って業績が好転しており、今後の成長戦略の一つとして、出店の加速や、新業態の開拓、海外展開などを実現する手段として、M&Aに関心が集まっているのだ。
筑豊ラーメン「山小屋」を展開するワイエスフードが2024年12月に、米国とメキシコでラーメン中心のレストランチェーンを展開するTajima Holdings(カリフォルニア州)を子会社化することになった。