『三ツ矢サイダー』は1881年にウィリアム・ガランという化学者が、現在の兵庫県川西市平野で天然鉱泉水を発見してから2021年で140年を迎える。その後、どのような変遷をたどったのか。商品とメーカー(アサヒ飲料)の観点から振り返ってみる。
特定企業の商品名でありながら、ついつい一般的な商品名と思い込んで使っている場合が少なくない。例えば、「ウォシュレット」。実はTOTOの商標名で、新聞やテレビなどでは「温水洗浄便座」と言い換えられる。では、煎餅の一種である「ぬれせん」は…?
『エビアン』は、フランス・ダノン社のミネラルウォーターのブランド。エビアン近郊、カシャ水源で採取され、ボトル入りの硬水ミネラルウォーターとしては、世界130か国を超える国々で愛飲されている最も有名なブランドの一つである。その歴史は、いまから約240年前、まさしくフランス革命期の1780年代にまでさかのぼる。
甘く爽やかな味で老若男女に人気な乳酸菌飲料「カルピス」。カルピスは飲料としてだけでなく、M&A市場でも人気者でした。味の素からアサヒグループに親会社が交代し、販売や商品の面で統合が進んでいます。
え? なんであの会社がこの会社を買うの? この会社ってあのグループだったの?と思わず驚かずにはいられない、意外なM&Aがある。そんなディールを集めてみた。買収の狙い、そしてそこから見えてくるものとは…?
うま味調味料の製造販売会社から、グローバル健康貢献企業グループへと変貌を遂げようとしている味の素。その過程には、数多のM&A(組織再編)がある。日本国民が慣れ親しんだメガブランドであるカルピスの買収・売却におけるROEの推移などから、経営戦略性の高さと実行力を見てみる。