2018年5月28日〜2018年5月31日にM&A newsで取り上げた注目のニュースを厳選してお届けします。
シーキューブは情報サービス事業子会社のフューチャーイン(名古屋市)を通じて、ケーエスジャパン(東京都千代田)とティー・アンド・シィ―・プランニング(同)の全株式を取得した。ケーエスジャパンなど2社はITコンサルティングやシステム構築を主力とする。フューチャーインは両社を取り込むことにより、首都圏での民需開拓を推し進める。
ネクソンは、モバイルゲーム開発会社で韓国KOSDAQに上場するナット・ゲームズ・カンパニー・リミテッド (ソウル。売上高22億7000万円、営業利益△3億7900万円、純資産29億9000万円)の株式約30%を追加取得し、連結子会社化(実質支配基準)することを決議した。韓国子会社のネクソン・コリア・コーポレーション (韓国京畿道)を通じて現在18.6%の持ち株比率を49.1%まで高める。
アエリアは、モバイルコンテンツサービスのサイバード(東京都渋谷区。売上高95億円、営業利益2億1300万円、純資産31億円)の全株式を取得し子会社化することを決議した。
テクノホライゾン・ホールディングスは、産業機器の輸入販売を行うアド・サイエンス(千葉県船橋市)の全株式を取得し、子会社化した。
日本プロセスは、システム開発を手がけるアルゴリズム研究所(東京都渋谷区。売上高1億7600万円、営業利益200万円、純資産2億3200万円)の全株式を取得することを決議した。まずアルゴリズム研究所の株式57%を譲渡により取得。そのうえで残りの株式を株式交換で取得し完全子会社化する。
中部電力は首都圏における家庭用電力小売り事業一部を、大阪ガスと折半出資するCDエナジーダイレクト(東京都中央区)に譲渡することを決議した。すでに大阪ガスも同様の事業の一部譲渡を決めている。
船井総研ホールディングスは、コンピューターシステム開発業務の新和コンピュータサービス(東京都中央区。資本金1300万円、売上高4億4500万円、営業利益2000万円、純資産1億3700万円)の全株式を取得し、完全子会社化することを決議した。
理研計器は、持分法適用関連会社だったガス検知警報機器の販売・アフターサービスのR K Instruments(S) Pte Ltd(シンガポール。資本金62万シンガポールドル=約5000万円、売上高、営業利益、純資産は非公表)への出資比率を38.7%から51%へ引き上げ、子会社化することを決議した。
「カラオケ館」を展開するB&V(東京都新宿区)は、シダックス<4837>子会社で大型エンターテインメント・レストラン・通信カラオケハウス運営のシダックス・コミュニティー(東京都調布市。資本金1億円、売上高182億円、営業利益△12億4000万円、純資産△32億6000万円)の株式81%を取得し、子会社化することを決議した。併せて同社の債権も引き受ける。
地盤ネットホールディングスは、子会社の地盤ネットを通じて住宅設計・販売・施工を手がけるジャパンホーム(東京都港区。資本金9800万円、売上高、営業利益、純資産は非公表)の全事業を譲り受けることを決議した。
栗田工業は、増資引き受けと既存株主からの取得により、Fracta, Inc(米デラウェア州。資本金740万ドル=約8億3000万円、売上高、営業利益、純資産は非公表)株の50.1%を取得し、子会社化することを決議した。Fracta, Incの100%子会社 Fracta(米カリフォルニア州)が人工知能(AI)や機械学習を利用した水道管の劣化予測ソフトウエアサービスを手がけている。
ファンクラブサイトの運運を手がけるエムアップ<3661>は、ファンクラブサイトの運営や電子チケット事業などを手がけるEMTGを完全子会社化する。現金により35.2%の株式を、株式交換により64.1%の株式を取得し、エムアップが以前から保有する0.7%の株式と合わせ100%を所有する。両社はファンクラブサイトの運営という共通の事業基盤を持つことから常務の効率化や収益性の向上を目指す。
アールビバン<7523>、子会社のTSCホリスティックが運営する「タラサ志摩ホテル&リゾート」を含むリゾート事業を大江戸温泉物語に譲渡することを決めた。「タラサ志摩ホテル&リゾート」は「タラソテラピー」を軸に商品展開・営業活動を行ってきたが、営業損失が続いたため、経営資源の有効活用や財務体質の強化を目的に譲渡をすることとした。