関連の記事
【ストックオプション事例研究】ファーマフーズ新株予約権(有償ストックオプション)発行
2016/07/26
今回は、ファーマフーズの有償新株予約権を見てみる。 この有償ストックオプションにはノックアウト条項が付されている。同社の要領や条件から、割当者や既存株主に対する条項を付けることの意味とメリットを考える。
ファーマフーズは連結子会社でコールセンター事業を行うファーマフーズコミュニケーション(福岡県中央区。売上高2億8300万円、営業利益△600万円、純資産1100万円)が、同業のファーマフーズコミュニケーション東海(岐阜県関市。売上高1800万円、営業利益△0百万円、純資産400万円)を吸収合併することを決議した。
ファーマフーズの主力は通信販売事業で、2015年にコールセンター業務専門のファーマフーズコミュニケーションを設立した。ファーマフーズコミュニケーション東海は外注先として取引をしていたが、両社を統合することにより管理体制の強化や効率化が見込めると判断した。
ファーマフーズは合併の対価として、ファーマフーズコミュニケーション東海に1株当たり1万5000円の合併交付金を支払う。取得価額は3000万円。合併実施予定日は2017年9月1日。
今回は、ファーマフーズの有償新株予約権を見てみる。 この有償ストックオプションにはノックアウト条項が付されている。同社の要領や条件から、割当者や既存株主に対する条項を付けることの意味とメリットを考える。