(株)田中化学研究所(以下「田中化学研究所」)は、住友化学(株)(以下「住友化学」)に対して第三者割当による新株式の発行を行い、同社の連結子会社となることについて決議したと公表した。なお、本件第三者割当増資は、住友化学による競争法に基づき必要な手続および対応が完了することを条件としている。

田中化学研究所は、スマートフォン・ノート型パソコンや省エネ環境対応車のコアとなる二次電池などの正極材料製品売上高が自社売上高全体の98%を占める、正極材料の専業メーカーである。同市場において新興国を中心とした正極材料メーカーの台頭による価格競争激化などの要因により、2012年3月期より営業損失を計上している。財務基盤が悪化する中、2013年3月には住友化学と資本業務提携契約を締結し、住友化学を引受け先とする第三者割当増資や環境対応車向けを中心としたリチウムイオン二次電池の正極材料の共同開発を進めてきた。今般、財務基盤の健全化・安定化の実現、生産体制拡大に向けた設備投資余力の拡充を図るべく、住友化学との提携関係の一層の強化となる連結子会社となるために、同社を引受け先とする第三者割当増資を実行することとした。

第三者割当増資引受後の住友化学の株式保有割合は50.10%

株式取得価額は65億7000万円。

第三者割当払込期日は2016年10月31日。