【こっそり学ぶプログラミング言語】Ruby(ルビー)って何ですか?
人気アプリ開発者の鶏肋さんによるコラムです。非SEさんでも理解が進むように企業買収の視点でみたプログラミング言語Rubyの特徴について解説してもらいました。
AI、 機械学習、 ディープラーニングについてざっと説明しましたが、 これらの分野と結びつきが強いプログラミング言語がPythonです。
筆者の周りでのPythonの評価は、以下のようなものでした。
「Pythonは標準ライブラリが充実している」
「Pythonは科学計算が得意」
「Pythonはコードの書き方の決まりがしっかりしている」
Pythonはオープンソースのオブジェクト指向スクリプト言語です。科学計算を扱うのが得意なため、 AIの分野で多く使われます。Pythonさえ知っていれば、 人工知能のプログラミングを始めることは可能です。ほとんどの人工知能、 機械学習のフレームワークやライブラリはPythonから利用できるからです。
Pythonは学習しやすいという特徴があり、米国の大学のコンピューターサイエンスでは、 プログラミング教育にPythonを用いることが多いようです。
Pythonは前回の記事でご紹介したRuby(ルビー)同様に、生産性の高い汎用言語ですが、 Rubyと異なる点もあります。Rubyの記述が柔軟で書きやすいのに対し、 Pythonは書き方がきっちりと決まっていてやや窮屈です。しかし、 誰が書いても同じようなコードになるため、 学習しやすく読みやすいというのが特徴です。反対にRubyは書きやすいが、 読みにくくなってしまうこともあります。
Pythonを利用している例として、 ソフトバンクのロボットPepperや、 Instagram、 Dropboxなどが有名です。また、 Googleの公用言語とも言われています。
日本ではRubyを利用する会社やサービスが多いですが、 世界ではPythonがよく使われているそうです。
Pythonを学ぶ際に気をつけていただきたいのは、 「Python2」と「Python3」 が別物ということです。これから学ぶ方は、Python3を学ぶと良いと思います。
Pythonを真剣に(地道に)学習したい方はこちらがお勧めです。
Python チュートリアル (https://docs.python.jp/3/tutorial/)
「退屈なことはPythonにやらせよう 」(オライリージャパン)
6月3日 発売の技術書。プログラミング初心者を対象に、 退屈な日常業務をPythonで効率化する方法を教えてくれます。例として、 ExcelやPDF、 Wordを扱うプログラムや、 「コミック画像を見つけてダウンロードする」という項目もあります。
退屈な業務と地道な学習が嫌いな方におすすめです。原著をざっと眺めましたが、 良書だと思いました。
「ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装」(オライリージャパン)
こちらもプログラミング初心者を対象にした書籍で、 まさにゼロからディープラーニングのプログラムを作成します。文章が易しくわかりやすいので、 人工知能に興味がある方は是非挑戦してみてください。
・Pythonは世界で使われており、Googleの公用語にもなっている。
・学習しやすいのが特徴
・Pythonを知っていれば、人工知能のプログラミングは可能
前回の記事はこちら 【こっそり学ぶプログラム言語】Rubyって何ですか?
文:鶏肋 /編集:M&A Online編集部
人気アプリ開発者の鶏肋さんによるコラムです。非SEさんでも理解が進むように企業買収の視点でみたプログラミング言語Rubyの特徴について解説してもらいました。