恒常的に行われていたとされる事業部ごとの売り上げ水増しやバブル崩壊後の負債などを抱え、カネボウは02年3月期の連結決算で、約260億円の赤字を7000万円の黒字に、約1900億円の債務超過を9億2600万円の資産超過と有価証券報告書に虚偽の記載を行った。債務超過が明るみに出れば銀行からの借り入れができなくなるほか、上場廃止の恐れがあったからである...