最も心配なのはサービスエリアだ。各社ともエリア展開は「まだまだこれから」の状態だ。業界リーダーのドコモですら、現時点での5Gサービスエリアは東京都心でもまばらで、「点在」している状況にすぎない。今すぐ使い物になるとしたら、お台場エリアの一部ぐらい。ここに職場か住居があれば「買い」だろう。
サービスエリアの狭さはmineoも自覚しているようで、契約から6カ月間は5Gオプション料金が無料となっている。とりあえず利用場所が5Gサービスエリアかどうか、実際の通信速度はどれぐらいかを「お試し」してみるのも悪くない。
注意したいのは現在も第3世代移動体通信(3G)通信エリアでスマホを利用するドコモユーザーだ。 Dプランの場合、5Gサービスを契約すると3GのFOMA通信が利用できなくなる。現在、ドコモの4Gは全国のほぼ全域をカバーしているが、過疎地や山間部、離島の一部では3Gしかつながらないエリアもある。そうした地域に足を運ぶ機会が多いユーザーは慎重に判断すべきだろう。
文:M&A Online編集部