公認不正検査士協会が「不正に対する新型コロナウィルスの影響 ベンチマークレポート」という評価報告書を発行しています。不正の種類別に見ると、個人情報窃盗、保険受給不正、横領、財務諸表不正などが特に増えています。
新型コロナの影響で企業不正は増えるのでしょうか。公認不正検査士協会が2020年5月に調査を行い、「不正に対する新型コロナウイルスの影響ベンチマークレポート(評価報告書)」として公表されました。回答者の68%が不正の増加を認識しているとの結果が出ています。
「不正」と聞いて皆様どういったイメージを持つだろうか。「よく新聞とかにでるけど、うちの会社は関係ないかな」という方が以外と多いのではないだろか。現実としては、不正事例は後を絶たない。こうした状況の中、不正の発生はレアなケースではなく、むしろ発生して当たり前なんだという意識が必要な時代になってきたのではないだろうか。今回は「不正」の基本的な考え方をご紹介する。