「和食さと」などを全国展開する外食チェーン大手のSRSホールディングスは、2000年代から積極的なM&A戦略を展開してきた。事業譲渡による整理から始まり、業態補完による基盤強化を経て、近年は寿司チェーンを中心とした全国展開に舵を切っている。
KDDIはコンビニエンス業界3位のローソンに対してTOBを実施すると発表した。2020年8月には業界2位ファミリーマートがTOBにより伊藤忠商事の子会社となった。では、残る業界最大手のセブン―イレブンはどうか?セブンには「悩みの種」がある。
酒類販売大手のカクヤスが昨年12月に東証2部に株式を上場後、初のM&Aを決めた。福岡県を地盤とする同業のサンノー(福岡市、大木伸社長)を5月1日付で買収する。首都圏と大阪府内で店舗を集中展開してきた同社にとって本格的な地方展開の第一歩に。