福邦銀行は1943(昭和18)年に若越無尽として誕生した。この若越無尽は県内の越前無尽・武生無尽・福井無尽の3社が合併して新立した金融機関だ。3無尽のうち、武生無尽・福井無尽が1919(大正8)年の設立、越前無人は1925年の設立である。
繊維産業の発展に寄与するという理念を掲げ、2019年には120周年を迎えた福井銀行。明治期の国立銀行を母体とした銀行ではなく、地場の繊維業者が資金を出しあって設立。その後、地場の産業を支え、県内トップバンクとしての地歩を固めてきた。