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M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2024年9月2日〜2024年9月6日)

2024-09-07

2024年9月2日

売れるネット広告社<9235>、米国で通信回線・端末の仕入れを行う現地JCNT Internationalを子会社化

売れるネット広告社は傘下企業を通じて、米国で通信回線および端末の仕入れ・卸提供サービスを行う現地JCNT International Inc.(ニューヨーク)を子会社化することを決めた。情報通信サービス事業の今後の展開に向けては海外キャリア(通信事業者)との直接購買を行える環境を整えることが重要と判断した。JCNT Internationalは2018年に設立されたが、コロナ禍で現地キャリアとの直接取引を中止し、現在は活動を停止中。取得割合、取得価額は非公表。取得予定は2024年10月。

霞ヶ関キャピタル<3498>、ホテル「ミッドイン」保有・運営の2社を子会社化

霞ヶ関キャピタルは傘下企業を通じて、ホテル「ミッドイン」を保有・運営するミッドインホテル(東京都港区)、パンテオン地所(東京都港区)の両社の全株式を取得し、子会社化した。グループのホテル事業拡大が狙い。「ミッドイン」は都内に2店舗、川崎市に1店舗ある。取得価額、取得日は非公表。

バイタルケーエスケー・ホールディングス<3151>、動物用医薬品・医療機器販売のアローメディカルを子会社化

バイタルケーエスケー・ホールディングスは、動物用医薬品・医療機器販売のアローメディカル(横浜市。売上高13億円)の株式90%を取得し、子会社化した。動物用医薬品販売の商圏を関東エリアに広げる狙い。バイタルケーエスケーは傘下のアグロジャパン(新潟市)を通じて動物用医薬品販売を手がけているが、これまでは北海道、東北、新潟県を主な地盤としてきた。アローメディカルは1978年設立。取得価額は非公表。取得日は2024年8月30日。

エコス<7520>、東京23区で食品スーパー7店舗を展開するココスナカムラを子会社化

エコスは、食品スーパーマーケットを東京23区内に7店舗展開するココスナカムラ(東京都足立区)の全株式を取得し、1日付で子会社化した。東京23区内でのグループ店舗網を拡充する狙い。ココスナカムラは1978年設立で、台東区に2店舗、千代田区、足立区、荒川区、葛飾区、杉並区に各1店舗のスーパーを持つほか、台東区内にベーカリーショップを1店舗運営する。取得価額は非公表。

2024年9月3日

Shinwa Wise Holdings<2437>、マレーシアでパームヤシ殻を販売するSAMを譲渡

Shinwa Wise Holdingsは3日、パームヤシ殻販売子会社のマレーシアSHINWA APEC MALAYSIA SDN. BHD.(SAM、セランゴール州。売上高0百万円、営業利益△4300万円、純資産△3億5900万円)の全株式を、現地のLionel Lim Yik Choong氏に譲渡すると発表した。不採算事業を切り出し、経営の選択と集中を図る。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年9月17日。併せて同社への貸付金と未収利息4億2500万円を債権放棄する。

2024年9月4日

さくらさくプラス<7097>、女性向けサプリメント販売のYELLを子会社化

さくらさくプラスは、女性向けサプリメント販売のYELL(福岡市。売上高8210万円、営業利益2010万円、純資産2820万円=2023年9月~24年5月)の全株式を取得し、4日付で子会社化した。女性の健康やQOL(生活の質)を向上させるフェムケア事業に本格参入するのが狙い。YELLは2023年9月設立で、妊活、妊婦、産後の女性向けなどに「ママエール」の名称で各種サプリメントを商品展開している。取得価額は非公表。

SHIFT<3697>、クラウドインフラ設計・構築などのOZsoftを子会社化

SHIFTは傘下企業を通じて、クラウドインフラ設計・構築などのOZsoft(東京都千代田区。売上高2億8900万円、営業利益700万円、純資産8800万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。エンジニア供給体制の強化を見込む。OZsoftが強みとするインフラ領域やプログラミング言語「Java」を活用したアプリケーション開発案件は市場規模が大きく、今後も需要が見込まれるとしている。OZsoftは2013年設立。取得価額は非公表。取得予定日は2024年10月1日。

セレンディップ・ホールディングス<7318>、自動車用金属部品加工のイワヰを子会社化

セレンディップ・ホールディングスは、大垣共立銀行と共同で新設する特別目的会社(SPC)を通じて、自動車用金属部品加工のイワヰ(津市。売上高71億6000万円、営業利益△4600万円、純資産12億円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。イワヰはコロナ禍による自動車業界の需要急減に伴い、2020年8月に民事再生の開始手続きを受け、地方銀行が主体の民間ファンドの傘下で立て直しを進めてきたが、一定のめどが付いたとの判断から、経営を引き継ぐことにした。取得価額は9億1100万円。取得予定日は2024年10月11日。

ALSOK<2331>、エイチ・ツー・オーリテイリング<8242>傘下でビルメンテナンス業のカンソーを子会社化

ALSOKは、エイチ・ツー・オーリテイリング傘下でビルメンテナンス業のカンソー(大阪市。売上高69億9000万円、営業利益1億4200万円、純資産78億円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。関西におけるファシリティー・マネジメント事業の拡大・強化の一環。カンソーは1974年設立で、ビルの設備管理、清掃、管理衛生、駐車場管理、警備・保安業務などを幅広く手がける。取得価額は非公表。取得予定日は2024年12月1日。

2024年9月5日

ミガロホールディングス<5535>、システムコンサルティングのベスト・プラクティスを子会社化

ミガロホールディングスは、システムコンサルティングのベスト・プラクティス(東京都豊島区。売上高3億5100万円、営業利益△1500万円、純資産1100万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。デジタル関連事業の成長加速につなげる狙い。ベスト・プラクティスは2007年設立で、米国ソフトウエア大手のSalesforce製CRM(顧客関係管理)の導入支援などクラウドインテグレーション事業を主力とする。取得価額は非公表。取得予定日は2024年10月1日。

伊藤忠商事<8001>とセコム<9735>、航空測量大手のパスコ<9232>をTOBで非公開化

伊藤忠商事とセコムは5日、セコムの上場子会社で航空測量大手のパスコに対して共同でTOB(株式公開買い付け)を行い、株式を非公開化すると発表した。セコムは現在、パスコ株の71.66%を所有しており、残る株式がTOBの対象。買付代金は87億2945万円。非公開化後のパスコの資本構成はセコム75%、伊藤忠25%とする。伊藤忠はDX(デジタル変革)や宇宙・衛星分野での連携を通じてグループ内の相乗効果を見込む。一方、親会社のセコムは少数株主との構造的な利益相反関係を解消し、機動的な経営施設を実行できる体制を整える。

2024年9月6日

丸一鋼管<5463>、建築用鋼製下地材を製造する佐藤型鋼製作所を子会社化

丸一鋼管は、建築用鋼製下地材を製造する佐藤型鋼製作所(広島市。売上高22億8000万円、営業利益4億9500万円、純資産13億8000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。表面処理鋼板の販売増などに寄与すると判断した。佐藤型鋼の製品は表面処理鋼板を素材とし、物流倉庫や工場に広く採用されている。佐藤型鋼製作所は1976年設立。取得価額は非公表。取得予定日は2024年10月1日。

クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>、ラーメン店「えびそば一幻」の運営会社を子会社化

クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、ラーメン店「えびそば一幻」を運営する一幻フードカンパニー(札幌市。売上高10億5000万円、営業利益2億100万円、純利益2億5800万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。麺カテゴリーの外食ブランドの強化などが狙い。一幻は2001年設立で、甘エビのうまみと風味を凝縮したスープを特徴とする「えびそば一幻」を札幌総本店、新千歳空港店をはじめ、東京都内、台湾、香港に計11店舗展開し、土産用ラーメン、カップラーメンの販売も手がける。取得価額は非公表。取得予定日は2024年10月1日。

千葉銀行<8331>、AI関連サービスのエッジテクノロジー<4268>をTOBで子会社化

千葉銀行は6日、AI(人工知能)関連サービスのエッジテクノロジーに対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を行うと発表した。DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を加速するのが狙い。AIを通じて顧客が抱える経営課題の発見・解決提案の実現や、銀行が保有するビッグデータを活用したAIサービスの創出などにつなげる。買付代金は90億7000万円。

伯東<7433>、受託分析サービスのクリアライズを子会社化

伯東は、受託分析サービスのクリアライズ(茨城県ひたちなか市)の全株式を取得し、6日付で子会社化した。取引先企業に対して受託分析に関する提案を行うことで、より川上への事業参入が可能になると期待している。クリアライズは市場規模が大きく成長性が高い製造・エネルギー・ヘルスケア業界向けに、化学分析、物性評価、機械試験、非破壊検査、環境分析などの受託分析サービスを提供している。取得価額は非公表。

すかいらーくホールディングス<3197>、北九州発祥のうどん店をチェーン展開する「資さん」を子会社化

すかいらーくホールディングスは、うどん店「資(すけ)さんうどん」をチェーン展開する資さん(北九州市。売上高152億円、営業利益3億6000万円、純資産24億9000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。地方ロードサイト(幹線道路の沿線)における新たな有力外食ブランドを獲得する狙い。「資さんうどん」は北九州発祥で、福岡県を中心に九州各県、山口、岡山、兵庫県、大阪府に70店舗超を展開する。取得価額は240億円。取得予定は2024年10月。

コメダホールディングス<3543>、シンガポールの外食企業POON RESOURCESを子会社化

コメダホールディングスはシンガポールにあるアジア統括会社を通じて、カフェ・タイ料理レストランを経営する現地POON RESOURCES PTE. LTD.(売上高36億3000万円、税引き前利益2億5000万円、純資産9億4000万円)の株式70%を取得し、子会社化することを決めた。海外事業強化の一環で、主力のフルサービス型喫茶店「コメダ珈琲店」の東南アジアにおける事業拡大を加速するうえでも相乗効果が大きいと判断した。POONは2004年設立で、ハラル(イスラム教徒向け)対応のメニューを提供する3つのチェーン店(計30店舗)を病院内や公共施設、ショッピングモールなどで展開する。取得価額は18億5400万円。取得予定日は2024年10月1日。

コクヨ<7984>、グランフェンユニファイからシェアオフィス施設向け運用サービス事業を取得

コクヨは、グランフェンユニファイ(東京都渋谷区)からシェアオフィス施設向け運用サービス「Armada(アルマダ)」事業を取得することを決めた。シェアオフィス運営事業の受託拡大につなげる狙い。「Armada」は事業用不動産の運営管理を自動化するクラウドサービス。取得価額は非公表。取得予定日は2024年9月30日。

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