ビジネスコーチは、顧客企業の購買活動を支援する購買Design(東京都渋谷区。売上高3億4300万円、営業利益8700万円、純資産9700万円)の株式50.2%を取得し、子会社化することを決めた。顧客企業の業務プロセス改善や生産性向上に向けた組織・人材開発のサービスメニュー拡充が狙い。購買Designは2014年に設立。取得価額は2億6100万円。取得予定日は2023年10月2日。
カナミックネットワークは、システム開発のRuby開発(東京都港区。売上高4億9800万円、営業利益797万円、純資産7710万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。主力事業である医療・介護・子育て分野向けクラウドサービス・Webサービスの付加価値向上などに寄与すると判断した。Ruby開発は2012年設立で、国産プログラミング言語「Ruby(ルビー)」に基づくシステム開発に特化している。取得価額は4億8150万円。取得予定日は2023年8月4日。
グローバルキッズCOMPANYは、傘下企業が大阪市内で運営する全5施設の認可保育所を、保育事業を営む社会福祉法人すくすくどろんこの会(千葉県印西市)に譲渡することを決めた。これに伴い、関西から撤退し、首都圏での保育所事業に経営資源を集中させる。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年4月1日。
ツクルバは、コワーキングスペース(共有オフィス)運営や空間設計などの不動産企画デザイン事業を会社分割して設立する新会社の全株式を、取締役で共同創業者の中村真広氏に譲渡することを決めた。主力である中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」事業に経営資源を集中させるのが目的。両事業は事業領域が異なり、相乗効果が限定的だったという。譲渡価額は未確定。譲渡予定日は2023年11月1日。
ヤマエグループホールディングスは、戸建住宅建設のLUMBER ONE(東京都立川市。売上高122億円、営業利益6億3800万円、純資産35億9000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。関東地区での住宅事業拡大の一環。LUMBER ONEは2022年10月にプロ投資家向け市場「東京プロマーケット」に上場したばかりだが、ヤマエの傘下で成長拡大を目指すとして8月16日に上場廃止を予定する。取得価額は101億7700万円。取得予定日は2023年9月1日。
エフ・コードは、マイクロウェーブ(東京都渋谷区)がデジタルマーケティング事業を会社分割して8月に設立する新会社の全株式を取得し、子会社化することを決めた。DX(デジタルトランスフォーメーション)推進やCX(顧客体験)の改善などにつなげる。対象事業の直近売上高は7億5500万円。取得価額は7億2100万円。取得予定日は2023年8月31日。
テー・オー・ダブリューは、テレビCMやWeb動画などの映像制作を手がけるモット(東京都新宿区。売上高3億1300万円、営業利益△4250万円、純資産607万円)の全株式を取得し、18日付で子会社化した。モットが培ってきた映像の発想力・制作力を取り込み、主力であるプロモーション事業領域の拡張につなげる。モットは2004年設立。取得価額は非公表。
フルサト・マルカホールディングスは傘下企業を通じて、ナブテスコ傘下でフォーミングマシン(塑性加工機)や等速ジョイント加工機を製造するティーエス プレシジョン(山口県岩国市)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。中長期戦略としてEV(電気自動車)関連分野への展開を進めるうえでティーエス プレシジョンが持つ製品・技術が重要な役割を果たすと判断した。取得価額は非公表。取得予定日は2023年8月31日。
Atlas Technologiesは、フィンテック分野のコンサルティング業務を手がけるシンガポールKapronasia Singapore Pte. Ltd.(カプロンアジア。売上高1億5500万円、純資産6460万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。アジアの金融センターであるシンガポールに事業基盤を確保し、グローバル展開の加速につなげる。取得価額は約5億7000万円。取得予定日は2023年9月1日。
ラストワンマイルは、インターネットサービスの販売・卸売事業を手がけるキャリア(札幌市。売上高9億3500万円、営業利益100万円、純資産1億2200万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。ラストワンマイルは電気・ガス、宅配水、インターネットなどの複数サービスを、引っ越し時など新生活を始めるタイミングで顧客に取り次ぐ事業を主力としている。キャリアを傘下に取り込み、サービス提供エリア・顧客層の拡大につなげる。キャリアは2010年に設立。取得価額は5億700万円。取得予定日は2023年9月1日。
SBテクノロジーは、デジタルフォント(書体)の企画・開発子会社フォントワークス(東京都港区。売上高19億4000万円、営業利益7億5100万円、純資産38億円)の全株式を、フォント大手の米国Monotype Imaging Inc.(マサチューセッツ州)の日本法人に譲渡することを決めた。2013年にEC(電子商取引)領域の事業拡大などを目的にフォントワークスを傘下に収めたが、グループとの相乗効果による事業成長が一巡したと判断し、新たなオーナーに経営を託す。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年9月1日。
東宝は、カカクコム傘下で映画作品のデジタルプロモーションを主力とするガイエ(東京都千代田区。売上高9億600万円、営業利益4200万円、純資産1億6500万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。成長戦略のキーワードと位置付ける「デジタル」活用の一環で、各事業領域で多様な相乗効果を見込む。取得価額は非公表。取得予定日は2023年8月1日。
そーせいグループは、スイスのバイオ医薬品企業イドルシア(バーゼル)の日本事業や韓国事業などを20日付で買収したと発表した。日本、韓国にある子会社の全株式のほか、主力製品の脳血管攣(れん)縮発症抑制薬「ピヴラッツ」、不眠症治療薬「ダリドレキサント」のアジア太平洋地域における権利(中国を除く)などを取得。取得総額は約650億円。取得総額は直近売上高の4倍以上にあたる規模で、成長戦略を一気に加速する。そーせいは1990年に設立した創薬企業。
こころネットは、葬祭事業を手がける喜月堂ホールディングス(山梨県韮崎市。売上高8億300万円、営業利益844万円、純資産13億4000万円=グループ4社の単純合算)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。主力の葬祭事業における営業エリア拡大などが狙い。こころネットは福島県を地盤とするが、県外への展開を模索していた。取得価額は非公表。取得予定日は2023年9月1日。
メドレーは、医療機関・介護施設向けにファクタリング(売掛債権の買い取り)事業を手がけるGCM(東京都中央区。売上高1億1700万円、営業利益3000万円、純資産7100万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。医療ヘルスケア領域での事業拡大の一環。取得価額は非公表。取得予定日は2023年9月1日。
マイネットは、オルトプラス傘下のOneSports(東京都豊島区)からスポーツゲームやスポーツコンテンツサービスの企画開発・配信事業を取得することを決めた。新規領域として注力している「ファンタジースポーツ」を中心としたスポーツコンテンツ事業の拡大や競争力の強化につなげる。OneSportsが当該事業を会社分割して設立する新会社「OneSports NEXT」(東京都港区)の全株式を取得する形となる。同事業の直近売上高は5億4800万円。取得価額は非公表。取得予定日は2023年8月21日。
ベステラは、プラント設備の建設・メンテナンス工事を手がけるオダコーポレーション(岡山市。売上高10億5000万円、営業利益△1600万円、純資産2億300万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。ベステラが主力とするプラント解体・更新工事との事業連携を通じた相乗効果を見込む。オダコーポレーションは1985年設立で、水島コンビナート(岡山県倉敷市)で石油精製装置や化学装置などのプラント建設・メンテナンス工事で実績を積んできた。取得価額は非公表。取得予定日は2023年8月1日。
ジャパンマテリアルは、半導体製造装置部品を販売するシンガポールGBS(SINGAPORE)PTE. LTD.(売上高24億7000万円、純資産8億400万円)の株式70%を取得し、子会社化することを決めた。シンガポールで半導体製造装置部品の販売、洗浄・メンテナンスを手がける現地子会社ALDON TECHNOLOGIES PTE LTD(ATS)との連携を推し進め、アジアでの事業拡大につなげる。取得価額は約23億9600万円。取得予定は2023年8月中。
ミダックホールディングスは、砕石業の遠州砕石(浜松市。売上高6640万円、営業利益△2560万円、純資産△1億円)の全株式を取得し、21日付で子会社化した。50年以上の業歴を持つ砕石業を継続しつつ、遠州砕石が保有する土地を有効活用する。具体的にはミダックが浜松市内で進めている管理型最終処分場「奥山の杜クリーンセンター」の第2期~第4期工事で排出される残土管理を委託することが可能になるとしている。取得価額は約4500万円。