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M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2023年7月24日〜2023年7月28日)

2023-07-29

2023年7月24日

極東開発工業<7226>、オーストラリアの特装車販売代理店IMAEAを子会社化

極東開発工業は、オーストラリアにおける特装車の販売代理店インポート・マシナリー・アンド・エクイップメント(IMAEA、売上高4億円)の株式90%を取得し、子会社した。オセアニア地域での拠点設置は初めて。ミキサートラックを中心にコンクリートポンプ車、車両運搬車、テールゲートリフター(トラック用の荷物積み降ろし装置)などの取扱製品の拡充や販売増につなげる。IMAEAは2015年設立で、東部クイーンズランド州ブリスベン近郊に本社を置き、2016年から極東開発の販売代理店を務めている。取得価額は非公表。取得日は2023年7月7日。

エン・ジャパン<4849>、求人サイト運営の中国子会社「英才網聯」を経営陣に譲渡

エン・ジャパンは、求人サイト運営の中国子会社「英才網聯(北京)科技有限公司」(北京。売上高7億5900万円、営業利益△1330万円、純資産5億6500万円)の全持ち分49%を、英才網聯の陶恵琼総経理(社長に相当)に24日付で譲渡した。海外事業に関する戦略基本方針の変更に伴うもので、中長期的に成長が著しいインドとベトナムに経営資源を集中させる。譲渡価額は9379万円。

テンポスホールディングス<2751>、回転ずし・海鮮居酒屋など運営のヤマトを子会社化

テンポスホールディングスは、回転ずし・海鮮居酒屋などを運営するヤマト(千葉県鴨川市。売上高54億9000万円、営業利益3億7300万円、純資産6億4500万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。飲食店経営の実績を積むことで、中堅飲食事業者へのコンサルティング業務に生かすとともに、飲食事業自体の業容拡大につなげる。テンポスは厨房機器・用品販売の大手で、ステーキハウス「あさくま」などの飲食事業を手がけている。取得価額は非公表。取得予定日は2023年9月11日。

トナミホールディングス<9070>、運送業のウインローダーを子会社化

トナミホールディングスは、運送業のウインローダー(東京都東村山市。売上高8億9000万円)の株式61.3%を追加取得し、24日付で子会社化した。現在13.6%の持ち株比率を74.9%に引き上げた。東京・多摩地区での連携強化などを通じて事業規模の拡大につなげる。取得価額は非公表。

ベクトル<6058>、PR事業子会社のシグナルをアクセンチュアに譲渡

ベクトルは、PR事業子会社のシグナル(東京都港区)の全株式を、総合コンサルティング会社のアクセンチュア(東京都港区)に譲渡することを決めた。グループ子会社間の事業見直しの一環。SNSを中心としたマーケティング体制に関し、グループ内の事業領域が重複したためとしている。シグナルは2005年にベクトル全額出資で設立された。譲渡価額は非公表。譲渡予定は2024年2月期中。

2023年7月25日

ジーエス・ユアサコーポレーション<6674>、自動車用鉛蓄電池製造の中国子会社2社を香港Leoch Batteryに譲渡

ジーエス・ユアサコーポレーションは、自動車用鉛蓄電池を製造する中国子会社の天津杰士電池有限公司(TJGS、天津市。売上高149億円、営業利益△3億7900万円、純資産38億3000万円)、湯淺蓄電池(順徳)有限公司(YBSD、広東省仏山市。売上高97億1000万円、営業利益△2億8100万円、純資産42億9000万円)の両社の持ち分70%を、香港Leoch Battery Company Limitedに譲渡することを決めた。環境規制の強化など中国における事業環境の変化に伴い、それぞれ30%の持ち分を残したうえで合弁運営に移行する。譲渡価額は合計で約40億2500万円。譲渡予定は2023年9月。

ヨシックスホールディングス<3221>、M&Dから和食店「自然薯とろろ御膳 華花」事業を取得

ヨシックスホールディングスは、飲食店経営のM&D(名古屋市)から和食店「自然薯とろろ御膳 華花」事業を取得することを決めた。ランチタイムの営業を中心とする業態を取り込み、飲食業として事業の幅を広げる。8月初めに受け皿会社のワンダーフードイノベーション(名古屋市)を設立し、事業を引き継ぐ。「自然薯とろろ御膳 華花」は愛知県内に3店舗あり、当該事業の直近売上高は1億3600万円。取得価額は非公表。取得予定日は2023年9月19日。

2023年7月26日

カプコン<9697>、ゲーム関連3次元CG制作のソードケインズタジオを子会社化

カプコンは、ゲーム関連の3次元CG(コンピューターグラフィックス)制作を手がけるソードケインズタジオ(東京都千代田区)の全株式を取得し、子会社化した。ゲーム開発体制拡充の一環。ソードケインズタジオは2018年に設立。取得価額、取得日は非公表。

バローホールディングス<9956>、トーホー<8142>から食品スーパー事業の取得を検討開始

バローホールディングスは26日、トーホー傘下のトーホーストア(神戸市。売上高161億円、経常利益△7億3800万円)から食品スーパーマーケット事業を取得する方向で検討を始めると発表した。トーホーストアは兵庫県内に34店舗を展開する。トーホーは2022年10月、食品スーパー事業の業績低迷に伴いトーホーストアを同業スーパーのコノミヤ(大阪市)に譲渡することを発表したが、最終的に条件が折り合わず、今年6月に譲渡中止を決めた経緯がある。バローとトーホーストアは2015年以来、資本業務提携関係にあるという。取得の範囲などは今後詰める。

NOK<7240>、精密樹脂メーカーのエストーを子会社化

NOKは、精密樹脂メーカーのエストー(大阪市。売上高19億7000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。EV(電気自動車)関連製品の拡充につなげるほか、精密樹脂成型技術を生かした新製品の開発に役立てる。エストーは1991年設立で、リチウムイオン電池用のガスケット(固定用シール材)、インシュレーター(絶縁材)などを主力製品とする。取得価額、取得予定日は非公表。

ジェイフロンティア<2934>、ヘアブラシ・ヘルスケア関連商品販売のジャスティを子会社化

ジェイフロンティアは傘下企業を通じて、ヘアブラシやヘルスケア関連商品を販売するジャスティ(東京都新宿区。売上高1億300万円、営業利益1410万円、純資産1180万円)の株式51%を取得し、子会社化することを決めた。EC(電子商取引)・通販事業の強化が目的。ジャスティはテレビ通販などで人気を集めている米国製ヘアブラシ「NuWay4Hair(ニューウェイフォーヘア)」の国内独占販売権を保有する。取得価額は2100万円。取得予定日は2023年7月31日。

2023年7月27日

ヤマトホールディングス<9064>、人材サービス子会社をワールドホールディングス<2429>の傘下企業に譲渡

ヤマトホールディングスは人材サービス子会社のヤマト・スタッフ・サプライ(東京都中央区。売上高279億円、営業利益3億9900万円、純資産16億8000万円)の株式51%を、ワールドホールディングス傘下のワールドスタッフィング(福岡市)に譲渡することを決めた。事業構造改革の一環。譲渡先のワールドスタッフィングは物流、軽作業、コールセンター関連の人材サービスを主力とする。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年9月1日。

トリプルアイズ<5026>、AI・ビッグデータ関連システム開発のゼロフィールドを子会社化

トリプルアイズは、AI(人工知能)・ビッグデータ関連のシステム開発を手がけるゼロフィールド(東京都港区。売上高18億7000万円、営業利益1億7300万円、純資産5億6300万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。ゼロフィールドが取り扱うGPU(画像処理プロセッサー)サーバーに活用による画像認証の精度・速度向上などAI技術力のアップや、営業上の相乗効果を見込む。ゼロフィールドは2017年に設立。取得価額は12億6500万円。取得予定日は2023年9月1日。

エディオン<2730>、サッカーJ1のサンフレッチェ広島を子会社化

エディオンは27日、サッカーJ1のサンフレッチェ広島(広島市)を子会社化すると発表した。9月10日付で第三者割当増資を引き受け、持ち株比率を現在の46.96%から76.10%に引き上げる。2020年、2021年のコロナ禍による入場料収入の大幅減少に加え、2024年に広島市内に開業する新スタジアム「エディオンピースウイング」への移行費用や移行後の運営費増加など見込まれることなどから、出資規模を拡大し、経営基盤の安定化につなげる。取得価額は非公表。

2023年7月28日

データセクション<3905>、The ROOM4Dからデータ分析コンサルティング・システム開発事業を取得

データセクションは、The ROOM4D(東京都港区)のデータ分析コンサルティングと関連システムの受託開発事業と、4D子会社のThe ROOM Door(同)のSES(システムエンジニアリングサービス)事業を取得することを決めた。生成AI(人工知能)をはじめ成長性が見込まれる事業領域でエンジニア人材の強化や競争力向上につながると判断した。取得価額は非公表。取得予定日は2023年9月1日。

テクノロジーズ<5248>、ゲーム開発・運用のOGIXを子会社化

テクノロジーズは、ゲームやアプリの開発・運用を手がけるOGIX(東京都千代田区。売上高2億2400万円、営業利益△114万円、純資産△132万円)の株式49.1%を取得し、子会社化することを決めた。OGIXは2017年設立で、エンジニア・プログラマーなど39人の技術者が在籍する。取得割合は50%超にわずかに届かないが、テクノロジーズは取締役を過半数派遣するなど実質支配力基準に基づき、連結子会社とする。取得価額は100万円(うち株式取得は1円)。取得予定日は2023年7月31日。

東京センチュリー<8439>、オリコオートリースなど2子会社をオリエントコーポレーション<8585>に譲渡

東京センチュリーは、自動車リース事業のオリコオートリース(OAL、東京都台東区。売上高885億円、営業利益32億6000万円、純資産145億円)、小口リース事業のオリコビジネスリース(OBL、東京都台東区。売上高222億円、営業利益6億9200万円、純資産24億円)の2子会社を、折半出資相手のオリエントコーポレーションに譲渡することを決めた。オリコとの間でかねて事業戦略と体制面の再構築を検討していた。OAL、OBLがそれぞれ実施する自己株取得に東京センチュリーが応じる形。譲渡価額は2社分合計で60億円(うちOAL分48億円)。譲渡予定日は2023年9月29日。

エフビー介護サービス<9220>、介護事業のスマートケアタウンを子会社化

エフビー介護サービスは、介護事業のスマートケアタウン(長野県岡谷市。売上高7910万円、営業利益△427万円、純資産△1270万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。エフビー介護は長野県内に本社(佐久市)をはじめ多数の事業所を置くが、岡谷市には拠点がなかった。スマートケアタウンは2017年設立で、同市内に小規模多機能型居宅介護と通所介護の2事業所を持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2023年7月31日。

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