トップ > M&A速報 >1週間のM&A速報まとめ(2023年7月10日〜2023年7月14日)
M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2023年7月10日〜2023年7月14日)

2023-07-15

2023年7月10日

RPAホールディングス<6572>、インターネット関連子会社ディレクトのシステムソリューション事業を譲渡

RPAホールディングスは10日、インターネット関連子会社のディレクト(東京都港区)が手がけるシステムソリューション事業の一部を2023年3月31日付で譲渡したと発表した。RPA(ロボットによる業務自動化)を軸とするトランスフォーメーション事業における経営資源の再分配に伴うという。譲渡先はソフトウエア開発の国内企業だが、社名は非公表。譲渡価額は7600万円。

コンセック<9895>、ソフト開発のデンサンをコンピュータシステム研究所に譲渡

コンセックは、ソフトウエア開発のデンサン(広島市。売上高2億2100万円、営業利益△3440万円、純資産△1億200万円)の全保有株式97.5%を、土木・建築関連ソフト開発のコンピュータシステム研究所(仙台市)に譲渡することを決めた。グループ内の経営資源の選択と集中の一環。コンセックは2006年にデンサンを子会社化し、IT事業に参入した。しかし、コロナ禍の影響で近年、デンサンは主要顧客からの受託業務が減るなど厳しい経営環境にあったという。譲渡価額は1000円。譲渡予定日は2023年7月20日。

日本特殊陶業<5334>、デンソー<6902>からスパークプラグ・排ガス用酸素センサー事業を取得へ

日本特殊陶業は、デンソーからスパークプラグ・排ガス用酸素センサー事業の取得に向けて協議に入ることを決めた。主力事業である内燃機関(エンジン)製品の安定的な供給やスケールメリットを通じた生産過程での環境負荷軽減などを見込む。取得価額、事業承継のスキームなどは今後詰める。

ビックカメラ<3048>、デンソー<6902>傘下のTDモバイルから携帯電話販売・代理店事業を取得

ビックカメラは傘下企業を通じて、デンソー子会社のTDモバイル(東京都港区)から携帯電話販売・代理店事業(一部店舗を除く)を取得することを決めた。携帯ショップ事業をめぐる店舗拡大とサービス向上につなげる狙い。TDモバイルは全国に約300のキャリアショップ(ドコモ、au、ソフトバンク)を展開し、法人事業にも強みを持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月1日。

2023年7月11日

OSGコーポレーション<6757>、中華まん・点心「元祖五十番神楽坂本店」を運営するD&Dを子会社化

OSGコーポレーションは、中華まん・点心など中華食品製造販売の「元祖五十番神楽坂本店」を運営するD&D(東京都品川区)の株式70.06%を取得し、子会社化した。「元祖五十番」は1957(昭和32)年に東京・神楽坂で創業した「神楽坂五十番」を前身とし、同社に食材を提供してきた商社から独立したD&Dが2017年に経営を引き継いだ。「元祖五十番」は神楽坂本店のほか、大森店(東京都大田区)がある。取得価額、取得日はいずれも非公表。

ノーリツ鋼機<7744>、オーディオソフト開発のニュージーランドSeratoを子会社化

ノーリツ鋼機は傘下のDJ・クラブ機器メーカーAlphaTheta(横浜市)を通じて、オーディオソフトウエア開発のニュージーランドSerato Audio Research Limited(オークランド。売上高35億5000万円、営業利益9億2100万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。音楽分野における先進的なハードウエアとソフトの融合を推し進め、DJと観客に最高の体験を提供する取り組みの一環。取得価額は約101億4900万円。取得予定日は2023年8月1日。

富士通ゼネラル<6755>、東芝キヤリア傘下で空調機用コンプレッサー製造のタイTCFGを子会社化

富士通ゼネラルはタイ現地法人を通じて、空調機用コンプレッサーを製造する同国TCFG Compressor (Thailand) Co., Ltd.(チョンブリー県。売上高205億円、営業利益8億6200万円、純資産69億9000万円)の株式51%を追加取得することを決めた。合弁相手の東芝キヤリア(川崎市)から全保有株式を買い取り、現在49%の持ち株比率を100%とする。空調機用基幹部品のコンプレッサーの内製化を拡大し、空調機事業の基盤強化につなげる。TCFGは2012年設立。取得価額は約32億2500万円。取得予定日は2023年7月31日。

ベクトル<6058>、デジタルマーケティング支援事業のOwnedを子会社化

ベクトルは、デジタルマーケティング支援事業のOwned(東京都品川区。売上高3億3100万円、営業利益400万円、純資産1200万円)の株式66.7%を取得し、子会社化することを決めた。Ownedが持つデジタルマーケティングのノウハウと、自社のPRサービス・顧客基盤を組み合わせ、クライアントに対するマーケティング効果の最大化などにつなげる狙い。取得価額は4億5200万円。取得予定日は2023年7月14日。

平和<6412>、関西電力<9503>グループの武庫ノ台ゴルフを子会社化

平和は傘下のパシフィックゴルフマネージメント(PGM、東京都台東区)を通じて、関西電力のグループ企業が経営する武庫ノ台ゴルフ(神戸市、18ホール)の事業を取得することを決めた。保有ゴルフ場数の拡大と収益向上が目的。当該ゴルフ場の事業を会社分割して7月下旬に設立される新会社・武庫ノ台ゴルフ(大阪市)の全株式を取得する形となる。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月2日。

2023年7月12日

エヌ・シー・エヌ<7057>、住宅ローン取り次ぎ子会社のSE住宅ローンサービスをパブリックホールディングスに譲渡

エヌ・シー・エヌは、全期間固定金利型住宅ローン「フラット35」の取り次ぎを主力業務とする全額出資子会社のSE住宅ローンサービス(東京都千代田区)の株式60%を、住宅金融代理業のパブリックホールディングス(埼玉県熊谷市)に12日付で譲渡した。合弁運営に移行することで、エヌ・シー・エヌが抱える登録施工店に対する金融面のサポート体制の充実が期待されるとしている。低金利下、変動金利型住宅ローンとの金利差が生じる中で、今後の住宅ローン事業の進め方について検討していた。譲渡価額は1111万4000円。

サイゼリヤ<7581>、厨房設備開発子会社のCSsTを合弁相手のハイサーブウエノに譲渡

サイゼリヤは、厨房設備開発の合弁子会社CSsT(東京都台東区。売上高4000円、営業利益△268万円、純資産2720万円)の全保有株式66.7%を、合弁相手で厨房製品製作のハイサーブウエノ(新潟県三条市)に譲渡することを決めた。CSsTは2022年5月、サイゼリヤが開発した店舗設備・技術を国内の飲食店に横展開することを目的に設立し、ハイサーブウエノは33.33%を出資。CSsTの今後の成長について協議した結果、双方が自社の得意分野に集中することが望ましいと判断したという。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年9月28日。

2023年7月13日

アイコム<6820>、ソフトウェア受託開発のマクロテクノスを完全子会社化

アイコムはソフトウェア受託開発や技術支援を手がけるマクロテクノス (大阪市。売上高約2億3600万円、営業利益、純資産非公表)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。

AVANTIA<8904>、首都圏で戸建住宅を手がけるプロバンクホームの持株会社を完全子会社化

AVANTIAは13日、戸建住宅を手がけるプロバンクホーム(東京都新宿区。売上高約27億6900万円、営業利益約5768万円、純資産約2億9900万円)の持株会社である日幸ホールディングス(同。売上高0円、営業損失44万7000円、純資産約3億9500万円)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。

ニデック<6594>、9月中旬にTAKISAWA<6121>に対するTOBを実施

ニデックは13日、 TAKISAWAにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。ニデックは工作機械ビジネスを新たな事業の柱と位置づけており、「世界一の工作機械メーカグループになる」ためにTAKISAWAの主力製品である旋盤を取り込むことにした。

2023年7月14日

テクノロジーズ<5248>、太陽光発電設備の施工・販売を手がけるエコ革を子会社化

テクノロジーズは、太陽光発電設備の施工・販売を手がけるエコ革(栃木県佐野市。売上高77億円、営業利益5億3100万円、純資産36億5000万円)の株式34%を取得し、子会社化することを決めた。テクノロジーズはエコ革の取締役(3人)のうち過半にあたる2人を派遣し、支配力基準に基づき連結子会社として扱う。エコ革が持つ施工実績やノウハウと、テクノロジーズが強みとするソフトウエア開発力の連携などを通じて相乗効果を見込む。取得価額は11億9300万円。取得予定日は2023年7月27日。

ハイアス・アンド・カンパニー<6192>、住宅購入相談・不動産仲介子会社のansを経営陣に譲渡

ハイアス・アンド・カンパニーは、住宅購入相談・不動産仲介を手がける子会社のans(熊本市。売上高1億5200万円、営業利益△618万円、純資産1億4200万円)の全株式を、ans代表取締役の塩崎健太氏に譲渡することを決めた。ansは2013年に設立。同社の今後のあり方を協議した結果、独自の成長戦略に基づき事業を進めることが望ましいと判断した。譲渡価額は未確定だが、1円や10円といった備忘価額を予定する。譲渡予定日は2023年8月31日。

チヨダ<8185>、紳士靴卸販売のトモエ商事を子会社化

チヨダは、紳士靴卸販売のトモエ商事(東京都台東区。売上高15億円、営業利益△9100万円、純資産11億4000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。チヨダは靴と衣料品の専門店を全国展開しているが、これまで未進出だった百貨店ルートなどの領域を取り込む。トモエ商事は百貨店を中心とした卸販売に強みを持つ。トモエ商事は1948年に設立。取得価額は1億2000万円。取得予定日は2023年8月28日。

JMS<7702>、旭化成<3407>傘下で輸血用白血球除去フィルター製造の中国「旭化成医療科技」を子会社化

JMSはシンガポール子会社を通じて、旭化成傘下で輸血用白血球除去フィルターを製造する中国「旭化成医療科技(張家港)有限公司」(売上高5億9600万円、純資産15億8400万円)の全出資持ち分を取得し、子会社化することを決めた。これまで外部調達してきた白血球除去フィルターを内製化し、主力製品の一つである血液バッグとの一体的な事業運営を通じた相乗効果を見込む。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月31日。

北川鉄工所<6317>、半導体研磨材輸入販売のケメット・ジャパンとHDD部品製造装置メーカーのシステム精工を子会社化

北川鉄工所は、半導体研磨材の輸入販売を手がけるケメット・ジャパン(千葉市。売上高9億7100万円)、HDD(外部記憶装置)用部品の製造装置メーカーであるシステム精工(新潟県長岡市。売上高29億7000万円)の2社の全株式を取得し、子会社化することを決めた。半導体など成長分野への参入が狙い。ケメット・ジャパン、システム精工の両社はKJホールディングス(東京都目黒区)の傘下企業。取得価額は非公表。取得予定日は2023年7月31日。

M&A速報検索

クリア

アクセスランキング

【M&A速報】よく読まれている記事ベスト5