INCLUSIVEはグループ企業のナンバーナイン(東京都品川区)を通じて、メディアドゥ傘下で電子書籍配信サイト「マンガ図書館Z」を運営するJコミックテラス(東京都千代田区。売上高7000万円、営業利益3130万円、純資産4870万円)の株式70.53%を取得し、子会社化することを決めた。漫画家が持続的に収益を獲得し、活動を継続できる環境を構築する「クリエイターエコノミー構想」推進の一環。取得価額は867万円。取得予定は2023年5月中。
東京製綱は、落石防護柵やフェンスなど防災製品を製造・販売するカザフスタン子会社Tokyo Rope Almaty LLP(アルマティ市。売上高0百万円、営業利益△4億8000万円、純資産△7億4000万円)の全持ち分を、現地従業員に譲渡することを決めた。新型コロナ禍に加え、2022年1月にカザフスタン南東部のアルマティ市をはじめ各地で発生した騒乱事件(反政府デモ)の影響などを踏まえ、現地で日系企業として事業を継続することは困難と判断した。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年4月10日。
エクスモーションは、ソフトウエアテスト請負の日の出ソフト(大阪市。売上高9200万円、営業利益1200万円、純資産3400万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。注力分野と位置付けるソフト検証業務の遂行体制を強化する狙い。日の出ソフトは2012年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年3月28日。
DTSは、3次元CAD(コンピューター支援設計)による住空間提案システムの活用支援を手がける安心計画(福岡市。売上高8億9000万円、純資産11億7000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。住宅提案にかかわるハウジングソリューション事業の強化につなげる狙い。安心計画は1988年設立で、DTS製の住空間提案システム「Walk in home」に関して販売代理店関係にある。取得価額は非公表。取得予定日は2023年5月31日。
ベルーナは傘下企業を通じて、地熱発電事業の最上ジオエナジー(東京都江東区。売上高ー、営業利益△0百万円、純資産0百万円)の株式94.9%を取得し、子会社化することを決めた。再生可能エネルギー関連の事業拡大が目的で、新たに地熱発電事業に進出する。ベルーナは婦人服を主体とするカタログ通販大手だが、多角化の一環としてこれまで栃木県、埼玉県、群馬県で太陽光発電事業に取り組んでいる。取得価額は18億8000万円。取得予定日は2023年3月30日。
ニイタカは、乳酸菌発酵食品製造のバイオバンク(岡山市。売上高9億5000万円、営業利益1億4300万円、純資産15億6000万円)の株式90%を取得し、28日付で子会社化した。健康領域の事業展開が見込まれ、業容拡大に寄与すると判断した。バイオバンクは1974年設立で、野菜や果物、海藻、キノコなどの植物原料を乳酸菌で発酵させた発酵エキスを製造し、健康食品や化粧品などに応用されている。取得価額は非公表。
イオンディライトは、清掃や設備管理などを手がけるアスクメンテナンス(熊本市。売上高16億1000万円、営業利益3100万円、純資産1億4500万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。九州エリアにおけるファシリティー・マネジメント事業の拡充につなげる。アスクメンテナンスは1974年設立で、50年近い業歴を持ち、九州一円で事業を展開している。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月27日。
マイネットは、B1リーグ所属プロバスケットボールチーム「滋賀レイクス」を運営する子会社の滋賀レイクスターズ(大津市。売上高6億9300万円、営業利益△9300万円、純資産△9800万円)の全保有株式74.23%を、健康食品メーカーのサン・クロレラ(京都市)社長の中山太氏に譲渡することを決めた。マイネットはITツールを活用してチームの戦績や選手のパフォーマンスを上げるスポーツDX(デジタルトランスフォーメーション)事業の一環として、2021年9月に「滋賀レイクス」の経営権を獲得したが、コロナ禍の影響などで業績不振に陥っていた。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年3月31日。
クラウドワークスは、副業人材と企業のマッチングサービスを手がけるシューマツワーカー(東京都渋谷区。売上高12億9000万円、営業利益△1億7400万円、純資産1億2600万円)の株式62.6%を取得し、子会社化することを決めた。働き方改革の進展に伴い市場が活発化する副業領域における事業基盤強化の一環。所有割合のうち3.3%は第三者割当増資の引き受けを通じて取得する。シューマツワーカーは2016年に設立。取得価額は11億6600万円。取得予定日は2023年4月5日。
プロジェクトカンパニーは、SES(システムエンジニアリングサービス)事業のアルトワイズ(東京都千代田区。売上高4億8000万円、営業利益△100万円、純資産9000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。ITエンジニア人材の拡充などを通じて、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援の強化につなげる。アルトワイズは2014年に設立。取得価額は2億3700万円。取得予定日は2023年4月3日。
東京センチュリーはフィリピン合弁子会社を通じて、現地の大手独立系オートリース会社Diamond IGB Inc.(マニラ首都圏)の全株式を取得して子会社化することを前提に、業務提携した。フィリピンにおける自動車関連ビジネスの拡充が目的。Diamondは1980年設立で、車両のリース・レンタル、シャトルサービス、運転手付きリース、車両管理などのサービスを手がけている。Diamondを子会社化する時期などは非公表。
エスクリは、旅行業のAZITO(大阪市)から紹介制旅行手配事業「AZITOトラベル」と海外旅行カタログギフト「ギフトラ」を取得することを決めた。ブライダル事業を主力とするエスクリにとって、自社顧客へのハネムーン商品の提供や挙式に参列するゲストの移動手段・宿泊手配などを通じた相乗効果を見込む。取得価額は7700万円。取得予定日は2023年4月16日。
PR TIMESは、INCLUSIVE傘下でITシステムの受託開発やコンサルティングを手がけるグルコース(東京都港区。売上高1億8300万円、営業利益2190万円、純資産1億300万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。プロダクト開発からPRまでトータルに支援する体制を整えるとともに、外部委託している開発業務を内製化に切り替えることで実装スピードの向上などにつなげる。グルコースは2007年設立で、IoT(モノのインターネット)機器やAI(人工知能)を組み込んだシステムの開発に強みを持つ。取得価額は2億3800万円。取得予定日は2023年3月31日。
ENEOSホールディングスは28日、チリに保有するカセロネス銅鉱山を運営する子会社SCM Minera Lumina Copper Chile(MLCC、サンティアゴ。売上高1630億円、営業利益517億円、純資産△1380億円)の株式51%を、カナダの鉱物資源・エネルギー会社Lundin Mining Corporation(トロント)に譲渡すると発表した。価格変動に業績が左右される資源事業のリスクを抑制し、先端金属素材など成長分野に経営資源を集中させる。譲渡価額は約1246億円(9億5000万ドル)。譲渡予定は2023年6月。譲渡に伴い、2023年3月期決算に約700億円の損失を営業費用として計上する。
ウイン・パートナーズは、医療機器輸入販売のトライテック(東京都品川区。売上高7億3000万円、営業利益2200万円、純資産4億5900万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。医療機器の取扱製品の拡充、顧客基盤の強化を通じた業容拡大につなげる狙い。トライテックは1979年設立で、主に心臓血管外科・循環器内科分野を主体に医療機器を取り扱っている。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月1日。
CYBERDYNEは、二輪車レースのホンダチーム「PETRONAS MIE Racing Honda Team」を運営するドイツLeyLine GmbH(ノルトライン・ヴェストファーレン州。売上高1億2600万円)の持ち分63.6%を第三者割当増資の引き受けなどで取得し、子会社化することを決めた。CYBERDYNEは2021年9月にLeyLineと提携し、自律走行ロボットやサイバニックモビリティー(交通移動弱者の安全な移動支援)の開発などを進めてきたが、同社を傘下に取り込むことで、モビリティー分野での事業加速につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2023年3月31日。
ミネベアミツミは、半導体設計を手がけるSSC(横浜市)の全株式を取得し子会社化することを決めた。ミネベアミツミは傘下にアナログ半導体設計のエイブリック(東京都港区)を持っており、SSCとの技術連携を推進し、商品開発やマーケティング開拓の強化につなげる。SSCは2014年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月25日。
壱番屋は、ラーメン・つけ麺の「麺屋たけ井」を京都・大阪で8店舗運営する竹井(京都府城陽市)の全株式を取得し、3月28日付で子会社化した。「麺屋たけ井」は濃厚豚骨魚介つけ麺を関西に広めたことで知られ、竹井光一氏が2015年に創業した。壱番屋は「麵屋たけ井」の商品力や成長性の高さに着目し、グループに迎え入れることにした。取得価額は非公表。
全国保証は、コンコルディア・フィナンシャルグループ傘下で住宅ローンを中心とした信用保証事業を手がける東日本保証サービス(東京都台東区。売上高3500万円、営業利益1500万円、純資産4億1900万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。住宅ローン市場で一層の成長を目指す。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月28日。
トレンダーズは、中国系動画投稿アプリ「TikTok」を中心としたインフルエンサーマーケティング事業を手がけるCARAFUL(東京都渋谷区)の全株式を取得し子会社化することを決めた。成長が続くTikTokマーケティング需要を取り込み、業容拡大につなげる。CARAFULは2019年に設立。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月1日。
バルテスは、金融機関向けシステム開発のシンフォー(東京都中央区。売上高3億9800万円、営業利益5100万円、純資産4億5600万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。模倣困難な高い技術力を持ち、ストック収入の拡大が見込めるなど、グループの業容底上げにつながると判断した。シンフォーは2005年設立で、金融取引システムや投資情報ツールの開発を主力とする。自社パッケージ製品販売を主体に事業展開し、保守・運用のストック事業比率が高いのが強みという。取得価額は9億5750万円。取得予定日は2023年4月6日。
アルゴグラフィックスは、製造業向けソフトウエア製品大手のドイツCENIT AG(シュツットガルト)の日本法人であるセニット・ジャパン(東京都港区)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。CENITのソフトウエア製品の販売に関して業務提携したのに伴い、日本での事業を引き継ぐ。取得価額は非公表。取得予定日は2023年6月1日。
レオパレス21は、サービスオフィス事業を手がけるフィリピン子会社LEOPALACE21 PHILIPPINES INC.(マニラ首都圏。売上高1億800万円、営業利益△1億1400万円、純資産△4億2300万円)の全株式を、ディスカウントスーパー展開のヒーロー(茨城県牛久市)に譲渡することを決めた。抜本的な事業戦略再構築に向けた非中核と不採算事業の譲渡・撤退方針に基づき、国内外で売却先を探していた。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年4月30日。
橋本総業ホールディングスは、シンクタンク・コンサルティング事業の日本政策総研(東京都文京区)の株式66%を取得し、子会社化することを決めた。事業多角化の一環で、政策提言などの社会貢献を通じてビジネスへの相乗効果を見込む。日本政策総研は2021年11月に設立し、エコノミストで北海道大学名誉教授の宮脇淳氏が理事長を務める。橋本総業は住宅設備機器の大手専門商社。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月1日。
NSDは、病院・クリニック向けITサービスのノーザ(東京都中野区)の株式91.6%を取得し、子会社化することを決めた。新たに歯科業界を中心としたメディカル分野へのサービス提供に乗り出す。ノーザは1979年創業で、歯科向けレセプト(診療報酬明細書)システムの開発で実績を積み、国内トップのシェアを持つという。取得価額は非公表。取得予定日は2023年5月9日。
サンコーテクノは、土木用暗渠排水材などの合成樹脂立体網状構造体を製造する新光ナイロン(大阪府箕面市。売上高2億8800万円、営業利益2500万円、純資産19億2000万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。グループの製品構成を拡充する狙い。新光ナイロンは1958年に設立。取得価額は13億8500万円。取得予定日は2023年4月6日。
片倉工業は、FPG傘下でITサービスを手がけるFPGテクノロジー(東京都千代田区。売上高4億6700万円、営業利益1350万円、純資産9920万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。成長領域のIT関連を取り込み、中核事業であるショッピングセンターなど不動産事業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)強化などにつなげる。FPGテクノロジーは2004年設立で、製造系、流通系を中心にシステム構築・運用などのITサービスを提供している。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月3日。
Liv‐upは、不動産子会社のフットワーク(東京都町田市。売上高9400万円、営業利益△8100万円、純資産700万円)の全株式を譲渡することを決めた。経営資源の選択と集中の一環。Liv‐upは昨年7月にフットワークを子会社化した後、同社の事業のうち売買仲介と賃貸を分社して新会社に引き継いでいる。譲渡先と譲渡金額は非公表。譲渡予定日は2023年4月14日。
シェアリングテクノロジーは、害獣・害虫駆除とハウスクリーニングを手がける藤澤不動産(三重県四日市市。売上高4億3300万円、営業利益△3920万円、純資産438万円)の株式70%を取得し、子会社化することを決めた。シェアリングテクノロジーは住まい・暮らしの困りごとのマッチングサイトを運営しているが、その施工を受け持つ加盟店として藤澤不動産と長年取引関係にある。自社グループによる施工の拡大が狙い。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月1日。
岩崎通信機は、情報通信機器を製造するマレーシア子会社の岩通マレーシア(ヌグリ・スンビラン州。売上高17億3000万円、営業利益1億1400万円、純資産13億7000万円)の全株式を、電子部品製造の台湾Silitech Technology Corporation(新北市)に譲渡することを決めた。これに伴い、生産拠点を国内の福島工場(福島県須賀川市)に集約する。岩通マレーシアは1990年に設立し、電話システムや関連製品を生産してきた。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年7月31日。
Mipoxは、スガコーディングス(静岡市)から溶剤不使用のコーティング事業を31日付で取得した。世界的な有機化学物質の使用制限など事業環境が変化する中、溶剤フリーのコーティング技術は環境負荷軽減などに有用で、顧客への提案力向上につながると判断した。取得価額は非公表。
三井化学は、旭化成から半導体や液晶パネルの露光工程で必要となるフォトマスク用ペリクル(保護膜)事業を取得することを決めた。三井化学はペリクルをIoT(モノのインターネット)材料の中心製品の一つとして位置付けており、事業拡大・能力増強につなげる。取得価額は74億円。取得予定日は2023年7月1日。
ニッスイは31日、チルド(冷蔵)食品事業の強化を目的に、子会社の日本クッカリー(東京都品川区。売上高523億円、営業利益15億2000万円、純資産77億4000万円)と三菱商事子会社のグルメデリカ(埼玉県所沢市。売上高297億円、営業利益6億3000万円、純資産6億3500万円)を7月に経営統合すると発表した。ニッスイは日本クッカリー、グルメデリカを傘下に置く共同持ち株会社に70%を出資し、子会社とする。日本クッカリー、グルメデリカの両社はコンビニ大手のローソン向けにおにぎりやすし、弁当、総菜などを供給している。
プロパティエージェントは、クラウド環境の構築・運用を手がけるリゾルバ(東京都港区。売上高1億4200万円、営業利益200万円、純資産3000万円)の株式90%を取得し、子会社化することを決めた。DX(デジタルトランスフォーメーション)推進事業の成長促進に寄与すると判断した。リゾルバは2020年1月に設立し、米国Salesforce(セールスフォース)製顧客管理システムの導入支援に強みを持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月14日。
レゾナック・ホールディングスは診断薬事業子会社のミナリスメディカル(東京都中央区。売上高127億円、営業利益14億8000万円、純資産45億7000万円)の全株式を、キヤノン傘下の医療用機器メーカーであるキヤノンメディカルシステムズ(栃木県大田原市)に譲渡することを決めた。国内の生化学検査市場が成熟化する中、従来の診断薬販売を主軸とした成長戦略が描き難くなっていた。譲渡価額、譲渡予定日は公表していない。
ダイセキ環境ソリューションは、廃棄物運搬・処理の杉本商事(滋賀県彦根市。売上高14億3000万円、営業利益1億9800万円、純資産10億7000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。廃棄物処理・リサイクル事業における取り扱い領域の拡大が狙い。取得価額は非公表。取得予定日は2023年4月5日。