平河ヒューテックは産業用ロボットを含むFA(ファクトリー・オートメーション)用の各種ケーブルを手がけるが、主な用途は低可動部位または固定部位。これに対し、今回子会社化する吉野川電線(高松市)は高速連続・長時間稼働や繊細な動きをする産業用ロボットの高可動部位に使われるケーブル(ロボットケーブル)製造のニッチトップ企業とされる。両社の技術力を融合し、世界的に拡大が見込まれるFA市場をはじめ、モビリティー製品、医療機器などの次世代IoT(モノのインターネット)市場での売上拡大や新製品の投入につなげる。吉野川電線は1948年設立で、売上高23億7000万円、営業利益1億900万円、純資産44億9000万円(2024年3月期)。
現在、吉野川電線には三井金属鉱業、フジクラ傘下の西日本電線(大分市)の両社が各32.9%を出資している。
取得価額は30億800万円。取得予定日は2025年6月2日。吉野川電線の株式74.6%を取得する。
No. |
開示日 |
買い手 |
対象企業・事業 |
売り手 |
タイトル |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
2011年6月21日 |
四国電線(株)
|
1,656
|
|||||
2 |
2025年3月28日 |
吉野川電線(株)
|
三井金属鉱業(株)ほか
|
3,008
|