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アルプス電気<6770>と傘下のアルパイン<6816>、2019年1月に経営統合へ

2017-07-27

アルプス電気と傘下のアルパインは27日、2019年1月1日に経営統合することを決めた。アルプス電気を完全親会社、アルパインを完全子会社とする株式交換を実施する。アルプス電気は持ち株会社移行のためアルプスHDを設立する。アルプス電気はアルパインの株式40.43%を保有する親会社。直面する経営課題に対処するには、グループ全体としてより効率的で機動的な経営を行うことが不可欠と判断した。アルパインは2018年12月に東証1部への上場が廃止となる。

株式交換比率はアルプス電気:アルパイン=1:0.68で、アルパイン1株に対してアルプス電気の0.68株を割り当てる。

アルプス電気は1948年に片岡電気として創業。スマートフォン事業、車載事業、電子部品事業を手がけるが、スマートフォン市場で先行きの不透明感が増す中、車載事業の強化、新事業の確立による収益の拡大が課題となっていた。一方、アルパインは1967年、アルプス電気と米国の通信大手モトローラ(イリノイ州)との合弁会社として発足し、カーナビゲーションや車載ディスプレー製品を中心に事業の拡大を進めてきた。自動車の電装化が進む中、アルプス電気との事業領域が近接し、協業を進める必要が高まっていた。

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