スイスの製薬大手ロシュ・ホールディング・リミテッド(バーゼル)は子会社を通じ、傘下の中外製薬の株式をTOB(株式公開買い付け)により取得すると発表した。株式の所有比率を50.1%から59.9%に引き上げることを目指す。中外製薬の取締役会はTOBに賛同を表明しているが、TOBに応募するかどうかは株主の判断に委ねるとしている。

ロシュグループと中外製薬は2001年12月に日本での製薬事業について戦略的アライアンス契約を締結。2002年に中外製薬を子会社化した。ロシュグループは中外製薬に対する出資比率を引き上げることで協力関係を一層強化する。

TOBの買付価格は1株あたり1730円。TOB公表日の前々営業日の対象株式の終値1549円に対して11.7%のプレミアムを加えた。

TOBの買付予定数の上限は5493万326株で、買付予定額は最大約950億2900万円。

公開買付期間は2008年5月23日から6月23日を予定している。