バルト海沿岸のエストニア、ラトビア、リトアニアの3カ国が旧ソ連から独立した。帝政ロシア滅亡(1917年)で独立したものの、1940年にソ連が併合。1985年、ゴルバチョフ政権誕生で独立回復の機運が高まった。1940年、リトアニアのカウナスにあった日本領事館にはナチスドイツの迫害を逃れてポーランドから多数のユダヤ人がビザに申請に訪れ、領事代理の杉原千畝が独断でビザを発給し、人命を救ったことが語り継がれている。