新幹線では1964年の東海道新幹線開通時に軽食を提供するビュフェ車を導入した。1975年に山陽新幹線が博多まで全通すると、当時最速だった「ひかり」でも運行時間が6時間以上となるため本格的な食堂車が導入された。一時は臨時列車を含む全ての「ひかり」で、食堂またはビュフェが営業していた。しかし、新幹線の高速化に伴って利用者が減少したこと、国鉄民営化で誕生したJR東海が食堂車の連結により客席数が減ることを嫌ったことなどから、1992年に登場した「のぞみ」用に開発された300系では食堂車が廃止された。JR東日本の東北・上越新幹線では2003年にビュフェ車の営業を終了。その後も山陽新幹線(新大阪―博多)区間では「ウエストひかり」でビュフェ車が存続したが、2008年に運用停止となり、新幹線での飲食サービスは姿を消した。