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M&A速報

1週間のM&A速報まとめ(2025年12月22日〜2025年12月26日)

2025-12-27

2025年12月22日

トーイン<7923>、中堅・中小向け投資会社の企業支援総合研究所によるTOBで株式を非公開化

紙器、樹脂パッケージなど包装資材メーカーのトーインは、中堅・中小企業を主な投資対象とする企業支援総合研究所(東京都千代田区)の傘下ファンドによるTOB(株式公開買い付け)を受け入れ、株式を非公開化する。人口減などを背景に国内需要の縮小が見込まれる中、ファンドの主導で新技術開発や新規ビジネス、海外展開の強化といった各種施策を迅速に実行し、持続的な成長基盤の構築につなげる。

マルハニチロ<1333>、北海道帯広市の「十勝加工場」事業をOICグループに譲渡

マルハニチロは事業見直しの一環として、北海道帯広市で国産牛の加工・生産を手がける「十勝加工場」事業を、流通企業のOICグループ(川崎市)に譲渡する。譲渡先のOICグループは「ロピア」「スーパーバリュー」などの食品スーパーを中心に、食肉専門店や外食店などを展開する。

ワイエスフード<3358>、ハンバーガー店経営のバーガーレボリューションを子会社化

ワイエスフードは「九州筑豊ラーメン山小屋」を中心にラーメン店をチェーン展開しているが、中長期の成長戦略として業態多角化に乗り出しており、その一環。バーガーレボリューション(東京都港区)は国産和牛を100%使用したハンバーガー類に加え、ハラール(イスラム教徒向け)対応メニューを提供する店舗を東京・六本木(2店)、京都市(1店)に持つ。

リビン・テクノロジーズ<4445>、水回りメンテナンスのシンエイを子会社化

不動産売買に関するWebサイトを運営するリビン・テクノロジーズは、水回りメンテナンスを手がけるシンエイ(大阪市)を子会社化することで、これまでのデジタル領域にとどまらず、リアルソリューション領域に進出するのが狙い。シンエイは2011年設立で、トイレ、キッチン、洗面所の水漏れ・つまりなどトラブル時の修理を主力とする。同社は売上15億5000万円、営業利益173万円、純資産3億4000万円(2025年2月期)。

ジオコード<7357>、デジタルマーケティングのミ二マリスティックを子会社化

Webマーケティング事業のジオコードは、デジタルマーケティングやインターネットビジネス企画・開発を手がけるミ二マリスティック(東京都目黒区)を傘下に取り込み、グループの成長加速につなげる。ミ二マリスティックは2018年設立で、Webサイト構築、ネット広告、ソーシャルメディア運営のほか、事業戦略策定のコンサルティングも行う。

塩野義製薬<4507>、田辺ファーマからALS治療薬「エダラボン」事業を取得

塩野義製薬は、田辺ファーマ(大阪市)から筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの治療薬であるエダラボン事業を取得し、希少疾患に対する取り組みを加速する。エダラボン(日本での製品名「ラジカット」、米国での製品名「Radicava」)の日米を含むグローバルでの知的財産、販売権などを含む全権利と、希少疾患領域に精通した人材と事業運営ノウハウを獲得する。これに伴い、田辺ファーマが米国にエダラボン事業会社(所在地など未定)を設立し、この全株式を塩野義の米国子会社シオノギ・インク(ニュージャージー州)が取得する。

2025年12月23日

ランドビジネス<8944>、欧州ブランド衣料品輸入・販売のエフイーエヌを子会社化

不動産事業のランドビジネスは新規分野における成長戦略としてアパレル事業に取り組んでおり、その一環。エフイーエヌ(東京都港区)はイタリアのダウンアウター「Duvetica(デュベティカ)」などの高付加価値ブランドを中心に、国内卸売りや自社店舗での販売を手がけており、同社を傘下に取り込むことでアパレル事業の競争力強化につなげる。

上新電機<8173>、And Doホールディングス<3457>傘下企業からリフォーム事業を取得

上新電機は2028年度までの中期経営計画でリフォームを成長事業に位置付けており、その一環。And Doホールディングス傘下のハウスドゥ・ジャパン(京都市)が手がけるリフォーム事業が対象で、直近業績は売上高22億円、営業利益2億5700万円(2025年6月期)。上新電機は関西を中心に家電量販店を展開しており、リフォーム事業拡大に向けた相乗効果を見込む。

やまびこ<6250>、米国Taylor and Ard Equipmentから投光機事業を取得

小型屋外作業機械メーカーのやまびこは、北米における製品ポートフォリオの多様化を進めており、その一環。米国Taylor and Ard Equipment LLC(サウスカロライナ州)から事業取得した投光機は夜間工事や屋外イベント会場などで使われる業務用照明装置。やまびこは米国子会社のエコー・インコーポレイテッド(イリノイ州)を通じて発電機の販売を手がけているが、投光機と親和性が高く、市場での提案力向上につながると判断した。

ディ・アイ・システム<4421>、システム開発のエム・アイ・シーを子会社化

システム構築・運用のディ・アイ・システムは、エム・アイ・シー(山口県下松市)を子会社化することで、西日本での営業基盤を拡充する。エム・アイ・シーは1991年設立で、システム開発やコンサルティング、IT技術者派遣などで実績を積んできた。ディ・アイ・システムは大阪事業所と福岡事業所を持つが、この中間に位置する山陽地区での拠点確保をかねて検討していた。

エルアイイーエイチ<5856>、学習・教育図書出版子会社の吉野創育をマナビバに譲渡

食肉卸や酒類製造などのエルアイイーエイチは、学習・教育図書出版や教育ソフトの開発・販売を手がける子会社の吉野創育(東京都中央区)を譲渡するのに伴い、業績不振が続いていた教育関連事業からの撤退を完了する。11月末にはグループ子会社で学習塾用教材を制作・販売する創研(大阪市)を、セミナー・研修事業のマナビバ(東京都中央区)に1円で譲渡することを発表。今回の吉野創育についても同じくマナビバに全株式を1円で譲渡する。

2025年12月24日

U‐NEXT HOLDINGS<9418>、ブラザー工業<6448>傘下で業務用通信カラオケ「JOYSOUND」のエクシングを子会社化

音楽・コンテンツ配信サービス大手のU‐NEXT HOLDINGSは、ブラザー工業傘下で「JOYSOUND」ブランドで業務用通信カラオケ事業を展開するエクシング(名古屋市)を子会社化することで、新たなユーザー獲得やサービス拡充などの相乗効果を見込む。

フルキャストホールディングス<4848>、WebメディアサービスのFiahを子会社化

アルバイト紹介など人材サービスのフルキャストホールディングスは、就職・転職支援領域でのWebメディアサービスを手がけるFiah(東京都新宿区)を子会社化することで、送客・紹介の拡大などの相乗効果を見込む。Fiahは応募書類作成支援や適性検査対策などに特化したアプリサービスを主力とし、売上高7億1900万円、営業利益4600万円、純資産1億3300万円(2025年4月期)。

ディー・エル・イー<3686>、スポーツクラブのブランディング支援などの子会社aseを経営陣に譲渡

IP(知的財産)事業を展開するディー・エル・イーは、ビジネス領域の選択と集中を進めており、その一環。昨年4月、プロ・アマチュアスポーツクラブや大学のブランディング支援を手がけるase(東京都新宿区)を子会社化したが、当初期待した投資成果が得られていないことなどから、譲渡を決めた。譲渡先はase代表取締役の熊本浩志氏。

Sun Asterisk<4053>、ソフト開発のMIXENSEを子会社化

新規事業開発支援のSun Asteriskは、ソフトウエア受託開発のMIXENSE(東京都千代田区)を子会社化することで、デジタル領域でのサービス基盤の拡充につなげる。MIXENSEは業務系システムや制御系システムの開発を主力とし、売上高5億8500万円、営業利益8930万円、純資産2億3400万円(2025年3月期)。

コア<2359>、組込み系ソフト開発などのソフト流通センターを子会社化

システム構築・運用のコアは、ソフト流通センター(鹿児島市)を子会社化することで、九州エリアでの事業基盤を強化する。ソフト流通センターは組込み系ソフトウエアや業務システムの開発を主力とし、売上高12億8000万円、営業利益1億600万円、純資産5億6400万円(2025年3月期)。公共、医療、IoT(モノのインターネット)、半導体関連での新規サービスや人材確保・交流などの相乗効果を見込む。

サッポロホールディングス<2501>、不動産事業を米KKR・香港PAGの外資連合に譲渡

サッポロホールディングスは、大型複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」(東京都渋谷区)などの不動産事業を外資系投資ファンドに譲渡し、ビールなどの酒類事業に経営資源を集中する。グループ内で不動産事業を担うサッポロ不動産開発(東京都渋谷区)の株式51%を2026年6月1日に譲渡し、連結子会社から外す。続いて残る株式について28年6月に20%、29年6月に29%を段階的に譲渡する。譲渡先は米国KKRと香港PAGの外資系ファンド連合。

2025年12月25日

あらた<2733>、人気ブランドの化粧品メーカー、バラエティストア主力の化粧品卸を傘下に持つMAPホールディングスを子会社化

日用品、化粧品卸大手のあらたは、人気化粧品ブランドなどの企画・販売を手がけるmsh(東京都渋谷区)、バラエティストア向けに化粧品・化粧雑貨を販売するPolite(東京都港区)を傘下に持つMAPホールディングス(東京都港区)を取り込むことで、商品開発力の強化や販路の拡大を狙う。

住友化学<4005>、国内ポリオレフィン事業を三井化学・出光興産の共同出資会社「プライムポリマー」に統合

住友化学は汎用樹脂のポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などの国内ポリオレフィン(PO)事業を、三井化学と出光興産の共同出資会社であるプライムポリマー(東京都中央区)に統合することにより、内需縮小に伴い国内PO需要が今後さらに減少することが見込まれる中、競争力強化につなげる。3社はいずれも千葉県の京葉コンビナートに主力製造拠点を構えており、事業統合による生産の最適化などで年間80億円以上の合理化を目標とする。

NexTone<7094>、子会社エッグスが運営するプラットフォーム・エージェント事業を譲渡へ

音楽コンテンツ著作権管理のNextToneは、子会社のエッグス(東京都渋谷区)が運営するプラットフォーム事業(音楽配信サービスなど)とエージェント事業(CDリリース、プロモーション、ライブ開催など)を譲渡し、コスト削減と業務効率化につなげる。中期業績計画で掲げた当該事業の目標達成が困難なことから、承継を希望する第三者に譲渡する方針を決めた。譲渡先は未確定。

フィットクルー<469A>、Ascendersからピラティス事業を取得

女性専用パーソナルトレーニングジムを運営するフィットクルーは、スポーツ人材育成などのAscenders(東京都品川区)からグループレッスン型ピラティススタジオ運営事業(東京都、大阪府、兵庫県などに4ブランド・11店舗)を取得することで、フィットネス領域の事業拡大につなげる。

島津製作所<7701>、電子顕微鏡メーカーのチェコTescan Groupを子会社化

島津製作所は、電子顕微鏡メーカーのチェコTescan Groupを子会社化し、分析計測機器の相互販売や両社製品の統合による新製品・アプリケーション開発を推し進める。2024年にTescan Groupと業務提携し、分析計測機器の品ぞろえに同社製品を加えるなど協業を進めてきた経緯があり、これを発展させる。

SOMPOホールディングス<8630>、農家直売所事業などの農業総合研究所<3541>をTOBで子会社化

SOMPOホールディングスは、少子高齢化などで国内損害保険市場が縮小に向かっているのに対応し、非保険分野の事業拡大を進めており、その一環。新規事業創出を担うグループ会社のSOMPO Light Vortex(東京都新宿区)を通じて、TOB(株式公開買い付け)を実施し、農業総合研究所を子会社化する。

ロードスターキャピタル<3482>、デジタル証券会社を傘下に持つHash DasH Holdingsを子会社化

不動産投資事業のロードスターキャピタルは、暗号資産関連のデジタル証券会社を傘下に持つHash DasH Holdings(東京都千代田区)を子会社化することで、不動産セキュリティー・トークン・オファリング(STO)の物件供給から案件組成、販売、運用までの一貫サービス体制を構築する。

2025年12月26日

CAICA DIGITAL<2315>、介護ソフトウエア開発の善光総合研究所を子会社化

ITサービス事業などのCAICA DIGITALは、介護ソフトウエア開発を手がける善光総合研究所(東京都港区)を子会社化することで、介護DX(デジタルトランスフォーメーション)領域の需要を取り込み、業容拡大につなげる。

ガーデン<274A>、そば居酒屋の「北前そば高田屋」事業を取得

横浜家系ラーメン「壱角家」などを展開するガーデンは、そば居酒屋「北前そば高田屋」の直営店事業とフランチャイズ運営事業を取得し、そば業態に参入する。ラーメン、うどんに続く麺事業拡充の一環で、オペレーションの改善や生産性の向上により、「高田屋」の効率的な店舗運営と収益性向上を目指す。対象事業は売上高6億100万円(2024年11月期)。取得先は運営会社のプロスペリティ1(さいたま市)。

ファインズ<5125>、人材紹介のオルプラを子会社化

動画を起点に中小企業のマーケティング支援を展開するファインズは、オルプラ(東京都品川区)を子会社化して、採用難に直面する中小企業の人材獲得支援の領域に参入する。オルプラはモビリティー業界の転職支援で実績があり、今後は物流・運送分野への展開を視野に入れている。同社は売上高3億3200万円、営業利益1億1000万円、純資産1億2600万円(2025年8月期)。

ファインズ<5125>、人材紹介のNexilを子会社化

動画を起点に中小企業のマーケティング支援を展開するファインズは、Nexil(東京都渋谷区)を子会社化して、採用難に直面する中小企業の人材獲得支援の領域に参入する。Nexilは20代の正社員未経験人材に特化した事業を展開しており、建設業の転職支援で実績を有するという。同社は売上高5億2300万円、営業利益6640万円、純資産6380万円(2025年3月期)。

ウイン・パートナーズ<3183>、医療機器販売のプラステンメディカルを子会社化

心臓カテーテルなどの医療機器販売を手がけるウイン・パートナーズは、プラステンメディカル(北海道函館市)を子会社化することで、北海道エリアでの顧客基盤強化と事業規模拡大を図る。今回子会社化するプラステンメディカルは、北海道で事業を展開する販売子会社のウイン・インターナショナル(東京都中央区)と地理的補完関係にあるという。

UNIVA・Oakホールディングス<3113>、美容・ヘルスケア製品卸売りのUNIVA Marketingを子会社化へ

投資会社のUNIVA・Oakホールディングスは、2027年度に向けた中期経営計画で既存事業の拡充を掲げており、その一環。傘下のユニヴァ・フュージョン(東京都港区)を通じて美容関連製品を販売しているが、UNIVA Marketing Limited(Cayman)(UMKY、英領ケイマン諸島)を子会社化して製品ラインアップを拡充し、収益拡大につなげる。UMKYは売上高14億5000万円、営業利益6億1600万円、純資産39億5000万円(2024年12月期)。同社はUNIVA・Oakの稲葉秀二社長が取締役を兼務しているが、UNIVA・Oakとの間に資本関係はない。

エイジス<4659>、イオン<8267>傘下で棚卸事業のダイエースペースクリエイトを子会社化

エイジスは棚卸代行を中心に流通店舗のリテールサポートを展開しており、その事業強化と業容拡大の一環。ダイエースペースクリエイト(東京都江東区)はダイエー(同)の完全子会社で、棚卸代行のほか、店舗の遊休スペースを活用したイベントの運営などを手がける。同社は売上高17億円、営業利益5500万円、純資産△5億6100万円(2025年2月期)。

環境フレンドリーホールディングス<3777>、機械式駐車場据え付け工事子会社のアイレスを経営陣に譲渡

環境フレンドリーホールディングスは、再生可能エネルギー事業やリユース事業を中心に展開しており、非中核事業のアイレス(東京都港区)を譲渡することで事業の「選択と集中」を図る。2021年10月に事業の拡大のため、機械式駐車場据え付け工事のアイレスを子会社化したが、グループ内の相乗効果が限定的で、最近は赤字が続いていた。アイレスは売上高4億5000万円、営業利益△1120万円、純資産△2億1000万円(2024年12月期)。譲渡先はアイレス社長の脇谷敏之氏。

アイカ工業<4206>、メラミン化粧板メーカーのインドStylam Industriesを子会社化

化粧板などの建築材料を製造するアイカ工業は、国内建設市場の変動に左右されない成長基盤の確立に向けて海外事業の拡大を進めている。インドには既に生産拠点を構えているが、Stylam Industries Limited(チャンディーガル)を子会社化することで、インド国内の旺盛な需要を取り込む。Stylam Industriesはメラミン化粧板を主力製品とした建装材の製造販売を手がける。同社は売上高180億円、純資産115億円(2025年3月期)。

SBIホールディングス<8473>、SNSマーケティング支援のLuaaZを子会社化

SBIホールディングスは、メディア事業統括子会社のSBIネオメディアホールディングス(東京都港区)の発信力を強化・補完するため、LuaaZ(東京都渋谷区)を子会社化する。LuaaZは動画共有サイトのYouTubeやTikTok上のコンテンツをプロデュースしており、主に若年層向けにSBIの認知度向上や金融サービスの浸透を図るのが狙い。

マイネット<3928>、スマホゲームの運営権を取得

スマートフォンゲームの運営を手がけるマイネットは、傘下のマイネットゲームス(東京都港区)を通じて新たなスマホゲームの運営権を取得し、事業の拡大や競争力の強化につなげる。取得するゲームタイトルや取得先は非公表。

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