太平洋戦争直前の1941年には1ドル=4円20銭程度だったが、敗戦直後の1945年9月には暫定的な軍用交換相場として1ドル=15円と円の価値は3分の1以下に。その後のインフレで円はさらに切り下げられ、最終的に1ドル=360円で落ち着いた。このレートは事実上の固定相場となり、1971年12月18日のスミソニアン協定で1ドル=308円に切り上げられるまで22年以上続く。その間、日本は「安い円」を武器に、労働集約的な製造業で輸出を伸ばし「高度成長期」となった。