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牧野フライス、複数から買収意向表明書を受領 争奪戦へ発展か

2025-03-10

牧野フライスは3月10日、複数の第三者から完全子会社化を目的とした買収の初期的な意向表明書を受領したと発表した。牧野フライスは2024年12月27日に、ニデックからTOB(株式公開買い付け)での同意なき買収提案を受けており、同社を巡って争奪戦に発展する可能性が出てきた。

初期的な買収意向表明書を受領したことを受け、牧野フライスはTOB開始日の変更をニデックに要望。法的拘束力のある提案を受け、それを真摯に検討するために時間を要することから、ニデックが設定した2025年4月4日のTOB開始日を5月9日まで延期するよう求めた。

また、TOBの買付予定数の下限を総議決権の3分の2に相当とするよう要請した。ニデックは買付下限を50%に設定しているが、すでに約8%の株主がニデックのTOBに反対の意思を表明しており、ニデックが想定する約74.12%以上の賛成率でのスクイーズアウト(株式併合)の議案可決が合理的に見込まれるとする判断について、牧野フライス側は疑問視している。

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