文化シヤッターは、海外事業とビルリニューアル事業でM&Aを活用する。成長が続く海外での事業領域の拡大と、需要が見込める設備の取り換えや間取りの変更などのビルリニューアル工事に対応できる体制整備が狙い。
業界2位の文化シヤッターとアクティビストファンドのストラテジックキャピタルの対立が熱を帯びてきました。ストラテジックは2023年4月17日に文化シヤッターに対して株主提案を行使する書面を発送したと発表。大和ハウス工業の株式を売却して株主に還元することなどを求めています。
文化シヤッターは建設関連需要で盛り上がる「東京五輪」後を見据えて、海外市場開拓を本格化している。海外売上比率は1%に満たず、大きく出遅れている。その同社が3月、50億円超を投じて初の海外M&Aを実施し、豪州の有力建材メーカーを子会社化した。